映画感想『小説の神様 君としか描けない物語』佐藤大樹 橋本環奈 佐藤流司 杏花

おはようございます!

アマゾンプライムビデオにて鑑賞しました
ネタバレ的ですので未視聴の方はバック推奨です
個人の感想や連想のメモです
この考え方が絶対に正しいと押し付ける趣旨ではありませんことをご理解いただけますと助かります




高校生の文芸部を軸にして
かけだしの小説家少年と
たくさん売れている小説家少女
小説家少年にあこがれて小説を書き始める少女
そして文芸部の部長少年


それぞれ
感受性があって

小説家少年が
一番の主役だけど

四人ともに物語があることが
表現されています


すでに売れっ子の小説家少女が

共作というかたちで
小説家少年に紹介される当たり


くもゆきあやしいですよね


小説家少年は

自身の父親も小説家だったが
家計を主に担っていたのはお母さんということで

お父さんの小説はそこまで売れなかった様子


幼い日の少年は
いつ見ても
かちゃかちゃ執筆中のお父さんに
話しかけたりするが

お父さんは
だいたい
執筆を優先する感じ


少年が
ノートに
短い話を
手書きにして持ってきても

あまりほめない


どこにでも
ありそうな
あいそのないお父さん
という感じですが


少年は
わかっているのです


自分が
父のように
物語づくりが好きであること

そして
お父さんが真剣であること
まじめであること


そして

まじめに
執筆に集中すればするほど

家族の生活費を
稼ぐことから

とおざかっていること


売れっ子作家になれば

お母さんが苦労して
仕事することもないのに

お父さんを
尊敬しつつも
自分も小説書きに
興味を持ちつつも

ほんとうに
これでいいのか?

疑問を感じるのも
自然な流れでしょうね



すでに売れっ子の小説家少女は
最初高飛車に
なぐってきたり
小説家少年のことを
見下してきたりするけど


共作って

なんで?

って

感じますよね



つまりは

スランプ的なことになっているかもって

予想しますよね



そして

書痙という

書こうとすると手が震えて
うまく書けない

という
症状に悩まされていて
最近小説を書けていないという


むずかしい症状ですよね

手が震える
ということにも
いろいろな原因や
疾患が
あるそうで

一概に
書痙だ

きめつけるのは
むずかしいそうなのですが


お話の中で
小説家少女は
書こうとすると手が震える
状態を前提として


小説家少年との共作に
踏み切ったようです



あとは

売れっ子になったらなったで

ネット上で
誹謗中傷にさらされたりして


そういうトラウマも抱えている様子です



文芸部の部長少年は
数学も得意で
やることはたいていこなせる器用な人で

でも
オリジナルの小説は
書けないと

自分のことは見切っている


それは
人生
やってみないとわからないのですが


この4人の文芸部において

自分は
メンバーを守る
ことが仕事だ

自分はそういうことに向いていると

感じて


落ち込みがちな
小説家少年をはげますことを
積極的に実行する

おとなな感じです


何でもこなせる自分より
はるかに小説家としての才能のある
小説家少年が

めのまえで
書けずに
なやんでいる

こんなに
素敵な小説が書けるのに!

しかし
商業ベースの出版は
ハードル高いようで

小説家少年は
活字になったことのある
デビュー作の続編を

一旦
編集者に

受け付けてもらえたのに

その会社の編集会議では
やっぱり
ボツになって


かえって
落ち込みをはげしくしたり


ほんとうに
残酷な
世界です



普通よりも
文章がうまい

じぶんなりに
イイ感じのお話がかける


身近な家族や友人がほめてくれる


編集者がほめてくれる

出版しようと会議にかけてくれる




それだけでも
そうとうな
レベルですよね


でも

会議を通過できなかったということで


収入には
こぎつけない


そう

それは

主人公少年の父親の
長年にわたる
苦悩をなぞるよう?

自分は
まだまだ
父親のレベルにも達していない

父親は
出版は
してもらえていたようだから


重苦しい展開のなか


ちょっと明るい心持にしてくれるのは

4人の文芸部の中の
最も新しく入ってきた少女

この子は
書けるとか
出版するとか
売れるとか

そういう
なまなましい悩みではなく

単純に

学園物を書きたい!
けど
具体的に浮かばない

的なことを

素直に相談できるぐらい
初心者で無邪気


この子の
質問をきっかけに
実際にテニス部に体験しに
4人で参加したり

あかるいエピソードも
あるので
楽しいです



いろいろあるけど
最終的には

小説家少年も
小説家少女も

自分たちは
小説を書かずにはいられないひとなんだと


悟りを開く感じでしょうか




かんがえさせられる
おはなしでした<(_ _)>(*^-^*)



いつもおつきあいいただきありがとうございます<(_ _)>(*^-^*)


ではまた!



まきのしょうこ





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