『憲法記念日』！

日本国憲法が施行された日だ。
昭和２３年のこと。
確かまだ小学校一年生の頃だったと思う。
ラジオが興奮気味に放送し新聞も誇らしげであった
と微かに『記憶』している。
無論『憲法』が何であるかもなぜに『めでたい』のかもわからなかった。
戦後間もない頃。一年中腹をすかせていた記憶の方が強い。
それでもその頃NHKのラジオから流れる『藤山一郎』『岡晴夫』などの歌謡曲を懸命に聴いていたように思う。岡晴夫の『憧れのハワイ航路』はちょうどこの年昭和２３年の作品だ。
岡晴夫さんには一度もお会いでくなかったが藤山一郎さんには後年になって何度かご一緒させていただきステージで司会もする事ができた。
あの美空ひばりさんがデビューする直前の頃である。
どうも『憲法』についてあれこれ考えるよりその頃の時代や我が幼年時代をひたすら懐かしく思い出すのみだ。
今でも『憲法』は我が国の『背骨』であり『指針』なのだが何だか『憲法』も遠くなっていくような気がしてならない。
それではいけないのだろうが。