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大きな不安の後の安堵感、ちっちゃすぎ問題

不安が杞憂に終わった時の安堵感、釣り合いが取れてなさすぎて嫌になる。
ここ最近、私はずっと大きな不安を抱えながら仕事をしていた。
3日前に突然、担当商品の仕様を間違えたまま業務を進めていた可能性が浮上したのだ。もし間違えていたら、ここ1ヶ月の取り組みがパーになる。中々にヤバい状況だった。
他部署の担当者に問い合わせればすぐに分かるのだが、よりによって担当者はここ数日連休をとっていた。そのため担当者が出社するまで、その不安は解消されることはない。私は生殺しのような状態で仕事をしていた。やはり間違っていたのか。結局問題ないのか。何をしていてもその件が頭にちらつく。早く楽にしてくれ。殺すなら殺してくれ。という死刑囚のような気持ちで出社していた。

そして今日。やっと出社してきた担当者に恐る恐る仕様について問い合わせると、「あ、その仕様であってますよ〜」との回答が。ここ数日間私を苦しめに苦しめていた不安が一気に解消された瞬間だった。

それなのに。それなのに、「ふ〜ん、よかった」くらいの安堵感しか得られなかった。その時間、わずか3秒。3秒後には次の仕事のことで頭がいっぱいだった。割に合わない!3日間悩んだのだから、その後3日間は安堵感に浸らせてくれてもいいのではないか。三日三晩宴をさせてくれ。なぜ安堵感はスルスルっとどこかへ抜けてしまうのか。この気持ちの良い安堵感をもう少し味わっていたいのに。

やはり不安を感じて良いことは一つもないのだろう。不安が解消されてもマイナスがゼロになるだけで、プラスになることは絶対に無い。
だとしても少しくらいは、安堵感に浸らせてくれても良いじゃないか。




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