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今朝のウォーキングミュージック ユーライア・ヒープ「魔の饗宴」

今朝のウォーキングミュージック
ユーライア・ヒープ「魔の饗宴」1972年

私が中3の終わり、1973年3月に初来日。
当時のクイズ番組「クイズ・グランプリ」で
「先ごろ来日したニ大ブリティッシュロックバンドは、イエスとなに?」という問題が出て、びっくりした記憶はいまだに鮮明。
当時、イエスは、渋谷公会堂や新宿厚生年金会館
ユーライア・ヒープは、日本武道館。
人気は、ユーライア・ヒープのほうが上だったのかもしれない。

この「魔の饗宴」
二つ上の従兄弟に「これも聴け」と渡された中の1枚。
来日公演とほぼ同じと言われる「ユーライア・ヒープ、ライブ」のオープニングと二曲目が、このアルバムのA面一曲目「サンライズ」、B面一曲目「スイート・ローレイン」
来日公演前のアルバムだから当然か。
アルバムとしては、これより前の前「対自核」のほうが有名だが、私が初めて聴いたユーライア・ヒープのLPなんで、いまだに私には1番。

後から、以前のアルバムを聴いたが、この「魔の饗宴」、それまでで1番聴きやすいような気がした。
そもそも、ユーライア・ヒープは、ファーストからけっこう出来上がっていた気がした。
同じ編成のイギリスのバンドでは、イエスよりパープルより、ファーストの完成度は高かったように、私は思う。
型が出来上がっていたという意味で。
まあ、ファーストを出した時期は少しずつ違うみたいだけど。
ユーライア・ヒープのファーストは1970年
この年には、イエスはセカンド「時間と言葉」
パープルは、ハードロック化第一弾「イン・ロック」の頃か。
私は、中1、まだ、こういう音楽には目覚めていない。
リアルタイムで、あっちのアルバムが日本で発売されないこと多い時代だから、先輩方はどんな受け止め方だったんだろ?
私は、同じ編成だからか、イエス、パープル、ユーライア・ヒープをよく並べて考えてしまう。
感覚だが、ユーライア・ヒープは、イエスほど緻密なアレンジではないが、パープルほどギターやキーボードが主張しない。
ちょうど良い感じで、聴きやすく、ギターもキーボードも程よく鳴り、ときにはハードに、ときには泣きもあり、良い意味で小ぶりなまとまりがあるバンドてな感じがある。

実は、従兄弟からは、「レッド・ツェッペリンⅡ」「ディープ・パープル紫の肖像」と、この「魔の饗宴」を同時に渡されたのだが、1番先に「いいなあ、これ」と思ったのが、これでした。
結局、どれも大好きになり、それぞれのバンドの他の作品を揃えるようになるのだが、最初に馴染めたのがユーライア・ヒープだったりする。
ユーライア・ヒープでは、次に買ったのは、「ユーライア・ヒープ ライブ」2枚組で、それまでの代表曲が揃っていて、大好き。
話、それるが、高校のクラスメイトのサッカー界の奴、家に行ったら、この「ユーライア・ヒープ ライブ」があり、他にはロックっぽいレコードはないのに、何故かこれだけあり、びっくりした。
よく聴いている、とは言っていたけど、レコード棚にはロックっぽいのはこれだけ。
なんか不思議でした。

また、ユーライア・ヒープって、キーボードのケン・ヘンズレーがやはり引っ張っているよね。
ファーストの一曲目の「ジプシー」は長めの大曲だけど、ギターより圧倒的にキーボードが主役だもんね。
また、キーボードからギターに持ち替えると、ミック・ボックスより目立つギター弾くし。
スライドギターで活躍する「ティアーズ・イン・マイ・アイズ」なんて、ケン・ヘンズレーのギターのためにあるようなもんだし。
 
あしたから、ユーライア・ヒープの他のを聴くか
ベスト的選曲のライブを聴くか
このアルバム聴きながらウォーキングして、すでに明日のメニューを考えていたりして。

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