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日本ハムに2024年ドラフト1位で指名して欲しい選手ご紹介② ー金丸夢斗選手ー

もちろん、いいんです。ドラフト1位は。

日本ハムの補強ポイントにドンピシャですし、間違いなく素晴らしい選手ですから、宗山選手でいいに決まっているんですけれども。

ですけれどもですけれども、みすみすスルーして他のチームに持っていかれるのはかなりもったいない選手がもう1人いるんです。

今回は、その選手をご紹介したいと思います。


②金丸夢斗(投手/関西大学)

とにかくですね。

大学3年時点までの通算成績が「エグい」としか言いようがないんですよ。

ここまで19勝2敗。防御率1、07。奪三振率が11、73で、 四死球率が1、75。

そんな「怪物級の脅威のスタッツ」を誇るその人の名は、金丸夢斗選手。投手になります。

「平均して1試合に1点しか取られず、三振を12個奪い、四死球は2つしか出さない」

何なんですかね?凄いですよね。

要は、2点取られたら「あれっ!金丸君、もしかして調子悪いんじゃない?」と思われ、3点なんか取られちゃったあかつきには「あれれ!どうしちゃったの、金丸君?」と思われちゃう選手です。

あまりにもその数字が凄過ぎるがゆえに、私は最初にわかには信じ難く「眉唾物なんじゃ?」とも疑いたくなりました。

でもですね。

少し考えればわかることで、これまでたくさんのプロ野球選手を輩出してきた関西学生野球リーグが、そんなにレベルが低いはずがないんですよ。

そんな訳で、とにかく実際の映像を見てみましょう。

いやあ、すんばらしいですよ。この投手。

力感のないフォームから球持ちよく、リリースする瞬間にだけ力を集中・爆発させる投球スタイルですね。

リリース時に腕が「キュイーン」ってしなる感じがたまらなくいいですねえ。

あまりにも「キュイーン」しているものですから、素人目で「肘、大丈夫なの?」とケガの心配をしてしまうほどです。

ただ彼は膝のケガこそあれ、肘のケガは今までなさそうですから、ケガをしない「ベストキュイーン」の塩梅を把握しているものと思われます。

投球では、力がボールにしっかり乗っているので、低く美しい軌道で球がキャッチャーミットに吸い込まれていきますよね。

たとえキャッチャーが真後ろに10m下がったとしても、ボールは勢いを落とさず、同じ軌道でミットに吸い込まれていく図が容易に想像出来ます。

これがバッターの手元でグッと伸びるわけですから、バッターには実際の球速よりもかなり速く映るので、相当打ちにくいと思われます。

現役選手だと和田投手や今永投手に近い感じですかね。

彼のような「球持ちとコントロールが良く、身長が180cmを少し切る(和田179cm、今永178cm、金丸177cm)くらいの左投手」は、活躍するイメージがわきやすいですね。

本人は「力感のない」という部分を大切にしているようで、普段から力まないことを意識したトレーニングをしているとのこと。

こういう普段からの意識の高さが、良い投球の安定的な再現性の高さに結び付いているように感じます。

3年間1度も不調なシーズンなしに好結果を出し続けたのは、単純に凄いです。

そんな彼は、4月から最終学年のシーズンをむかえます。

今までの成績が故の周りからの尋常でない期待値の高さは、かなりのプレッシャーだと思います。

でも彼のポテンシャルとメンタリティーなら、そんな中でも関西学生野球リーグにおいて、引き続き『無双』しそうな気がしています。

金丸君はどうやら「ずっと関西にいたい」らしく、そうなると阪神・オリックスという去年のチャンピオンチーム2つが希望球団になってきますね。

夢を叶えてあげたい気持ちもありますが、これだけの選手ですから、そう簡単に他球団も引き下がるわけにはいかないでしょうね。

私は4球団くらいの競合とみています。

もし我がファイターズがその中に含まれない場合は、是非、セ・リーグに引き当てて欲しいです。

一昨年に、金丸君と同タイプの前述の今永投手にノーヒットノーランを食らった残像が消えませんし、こんな凄い投手とシーズンで対峙するのを想像すると正直ゾッとします。

以上、つらつらと金丸君の魅力を書いているうちに、彼も1位指名してもらいたくなってしまいました。

日本ハムだけ、1位指名権を2つにしてはもらえませんかね?

宗山君か?金丸君か?ああ、悩ましい。


どちらの選手を指名しても、競合は確実。

次回は、抽選に外れた場合(考えたくはないですが)の「外れ1位」のイチオシ選手をご紹介したいと考えています。

よろしくお願い致します。

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