最近見かけるあのフォント
こんにちは!テナアダムのたなです。
最近、コンビニやお店のメニューで使用される、共通のフォントがあります。
読みやすい「普通のゴシック」ぽさも兼ね備えながら、太くなると独特の手書き感も兼ね揃えたこちらのフォント、お名前は...
A1明朝の基本となる骨格を参照して作成された、オールドスタイルのゴシック体ファミリーです。線画の交差部分の墨だまり表現や、エレメントの端々に僅かな角丸処理を加えることで、温もりのあるデザインに仕上げています。 LからBまで4つのウエイトで展開されています。
(モリサワ公式サイトより引用)
と言います。フォント開発を行う会社モリサワから生まれ、A1明朝の骨格を基本に作られたゴシック体です。
ファミリー向け製品の広告などに多く使われるこのフォント、どうして親しみを感じるのか?どうして多く使われているのか?3つのポイントを挙げてみました!
①適度な墨だまり
②いい感じの角丸処理
③ウェイトの豊富さで軽くも重くも使える
①適度な墨だまり
ゴシックでありながら、手書きで書いたかと思わせるような墨だまりが施されています。例えばここから斜体にするとモダンな印象、滲み効果をかけたりするとよりレトロな印象に転がすことができ、様々な顔に化けることができます。
※ちなみに墨だまりとは、活版印刷(文字の版を並べてインクをのせて行う印刷)の頃の名残で、インクがはみ出し縦画と横画の交差部分にインクがはみ出す現象のことです。昔はこの印刷方法が主流だったので、現代を生きる私たちは墨だまりが施されたフォントを見ると「レトロだ〜」と感じるのです。
②いい感じの角丸処理
タイトルが曖昧ですが、実際にフォントをご覧いただこうと思います。
ここと書いてある部分が「角丸処理」の施された部分です。
こちらが丸すぎると丸ゴシックに、この処理を行わないと、温かみのない無機質なゴシックとなります。絶妙なこのバランスが「温かみのあるゴシック体」を実現しています。
③ウェイトの豊富さで軽くも重くも使える
A1ゴシックは、L・R・M・Bの4種類のウェイトがリリースされています。見出しにも本文にも使いやすく、1つのデザインがこのフォントだけで完成します。
ちなみに、テナアダムでもこちらのフォントを使用して読みやすいホワイトペーパーを制作しています。(ホワイトペーパーは無料でダウンロード可能ですので、是非ご覧ください☺️)
以上、たながご紹介する、A1ゴシックの魅力でした。
使いやすいので元々多用していたのですが、ここ最近よく見かけるようになったのでぜひ皆様にご紹介したく、書いてみました。
有料ではございますが、ぜひインストールして資料制作などに使用してみてください☺️特に親しみが重要なプレゼン資料やポップデザインなどでは、すごく特性が発揮されるはずです!
※「そうはいっても無料でダサくない資料を作りたい...フォント選びに重要なポイントってなんだろう?」と感じた方へ、
こちらの記事で3つのポイントを簡単に抑えることができるのでご活用くださいませ〜
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