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【白血病】2022年10月31日の生存報告

 Hyper-CVAD(ハイパーシーバッド)療法19日目、今日で10月も終わり。
 今日は朝から病室にいながらわかるほど寒かった。段々と冬の気配が漂っているようだが秋は一体どこに行ったのだろうか?
 これから移植で無菌室に引きこもる自分は今年も秋を満喫することはなさそうだ。

▶今日の基礎情報

・体 温:36.2℃
・体 重:70.6kg

▶治療メニュー

 フィルグラスチム(血球を増やす皮下注射)の注射をやめて数日、12時間毎の抗生剤の投与も終わり、検査以外は基本的に薬剤の投与等はなくなった。体調も良好な状態が安定してきたので、そろそろ首に挿入しているCVも取り外してもらえそうでなにより。

最近の血球推移
白血球の推移

 一方血球、特に白血球は半減。恐らくフィルグラスチムをとめて自力での回復がまだ不十分だからだろう。免疫機能を司る好中球もだいぶ減少してしまった。それでも無菌室からの外出制限はかからないそうでひと安心。
 退院が遠のくのかと思ったが、退院前と退院後の外来でフィルグラスチムの注射と輸血で十分対応できる範囲なので、先生たちで相談して対応を検討するとのこと。できれば今週中には退院したいところ。

 今日はPET-CT検査を行った。
 朝9時半からの絶食で昼過ぎにお腹ペコペコ状態で検査室に入り、検査用の薬品を注射されまた1時間ほど待機、その後CT検査で入るような筒に入れられ30分ほど検査。その後また30分くらい待機してまた30分ほど筒に入って検査。必要な手順だというのはわかるが長い笑
 検査結果はまた後日わかるが、以前は結構目に見えるレベルで変化があった様子。

PET-CT検査による経過観察

 写真左は昨年、白血病が発覚した直後に行った検査結果、写真右はその約3か月後の治療後の写真。
 写真左は首元から胸元にかけて黒い影(腫瘍)がはっきり見えているが、写真右ではそれがさっぱりなくなっている。
 今回もできれば写真右と同じように綺麗な状態を維持できていると嬉しい。

 PET-CT検査も終わり、これであとは外科、耳鼻科の受診だけかと思っていたら、MRD(微小残存病変)測定のため退院前に骨髄穿刺を行うのを忘れてた。結果は移植前後の頃までわからないためあまり参考にはならないが、できれば陰性にまで持っていけてるといいな。

▶抗がん剤による副作用等

・体調:倦怠感、脱毛、皮疹(頭皮、上半身)
・痺れ:若干あり(生活に支障なし)

→指先のピリピリとした感じはまだまだ抜けない。
 ここ数日で脱毛が進み始めた。頭髪、ひげ、まつ毛が激しいかな?
 頭皮と上半身に出てた皮疹は皮膚科に処方してもらった薬を塗ったらほぼなくなった。なんか茶色いプツプツとした跡が残っているけど、そのうち消えるだろう。

▶雑記

 脱毛によるストレスがすごい。抜けること自体は抗がん剤を服用している時点で確定しているので気にはならないが長さは大したことないがポロポロ落ちてくるのでコロコロローラーで掃除するのが面倒。
 なので血小板が回復したら絶対にまん丸に剃り上げて過ごそう。どうせ移植したら副作用で全部抜けるだろうし。

 前回の記録でのせた移植入院に際しての必要なものリストもあらかた手配のてはずが整ってきた。ありがたいことに「必要なものがあるならプレゼントするよ!」と言ってくれる方がいらっしゃったりと優しい人たちに囲まれているなと改めて実感する。受けた恩は病気を治してからしっかり返していこうと思う。

移植入院時必要品リスト(暫定)

 ひとつひとつわからないことを潰して、不安な気持ちを解消して心を落ち着かせて治療を受けることが、今の自分にできる最初の治療になると思う。
 これから受ける放射線治療、大量の抗がん剤を用いた化学療法、造血幹細胞移植なんかは自分が世界で初めて行う治療ではない。これまで多くの方が受けてきた治療のひとつだ。当然それにより亡くなってしまった命もあるのだろうが、多くの方が乗り越えて次のステップに進んでいることも事実。医療の技術も日進月歩、あまり過大に恐れすぎず、ある種なされるがままその時の自分のできることをこなしていこう。そしてそのために焦ることが少なるなるよう準備をしていこう。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!