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ほんのおはなし「めんどくさがりなきみのための文章教室」はやみねかおる

読書メモです。

✎わかりやすさ:★★★★★(小学生から読める!)
✎文章を書けそうと思えるか:★★★★
…あとは習慣にできるか

「宿題で文章を書かなければならないけれど、苦手」
「読書感想文などの作文や論文の苦手を克服したい」という方におすすめ。

「都会のトム&ソーヤ」の作家・はやみねかおるさんが書いた、文章苦手克服教室。

主人公と謎の猫・ダナイとの物語を通して文章の書き方を易しく紹介します。
物語調なので一緒に学んでいる気持ちになれます。
「いきなり文章を書かされるの…?」と苦手意識があるという人でも大丈夫です。
書くのは、文章だけでなく、連想ゲームや絵もあります。様々な方法で自分の気持ちを表現する方法も教えてくれます。
小学生にもわかりやすい言葉でかかれてあり、少しずつ文章表現方法がレベルアップしていきます。

文章が苦手だという主人公に対して猫のダナイがナビゲートします。
物語のなかでも特に印象的だったのがこの言葉。

アンテナが低いと自分の気持ちがどんなふうに動いたかわからない。本当はいろいろ感じているのに見過ごしてしまう。

文章を書くことが苦手だと思っているのは、このアンテナが低く、気持ちを言葉にできないからかもしれません。
日常のどのようなシーンでも私たちは何かを考え、気持ちは動いています。
日記を書いたり、自分の気持ちを言語化することで落ち着くことってありませんか。
自分とお喋りすると自然と言葉も生まれます。
ああ、これはこう思っていたのか。それってあの時と似ていないかな?―というように。

自分って奥が深いです。しかも核心に簡単に触れさせてくれない。
心のアンテナの感度を上げると伝えたいことを表現しやすくなるヒントがあると思います。
あ、でもいつでも高感度アンテナだと疲れてしまうこともあるので、うまく切り替えてくださいね。

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