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話題作を観てきた。

先日、敬愛するテレビプロデューサーの佐久間宣行さんがX(旧Twitter)でご紹介されていた、『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』を観てきました。

結論、「めちゃくちゃオススメ」です。

前回ヘビーな投稿から始めてしまったので、小休止的に綴ってみます。
あらすじは下記の通りです。
(公式ホームページ上に記載のあるあらすじを全て読むと、少し映画の展開がわかる部分もあるので、事前情報はこのくらいに留めておくのが良いと思います。)

1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。
クリスマス休暇で生徒と教師のほぼ大半が家族と過ごすなか、生真面目で融通が利かず、生徒からも教師仲間からも嫌われている考古学の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)は、家に帰れない生徒たちの“子守役”を任命される。
学校に残ったのは、勉強はできるが家族関係が複雑なアンガス・タリー(ドミニク・セッサ)。
食事を用意してくれるのは寮の料理長メアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)。
メアリーは一人息子のカーティスをベトナムで亡くしたばかり。息子と最後に過ごした学校で年を越そうとしている。

https://www.holdovers.jp/#

キーワードとしては、「人には人の地獄」「相手への歩み寄りや理解が生む絆」「前を向いて進み続ける勇気」あたりがパッと浮かびました。
大きな盛り上がりや、感動の押し付けはないものの、「擬似家族」というフレームを通して、じんわりと身体の奥底に染み入っていくような温かみと深い感動がある映画です。

都内でも上映会場が限られており、私は日比谷シャンテで観ましたが、小さな会場でまばらな客入りの中でも、劇中で繰り広げられる少しビターな笑いや、息を呑む感動を、その場にいる全員が共有しているであろう空気を感じられる、素晴らしい作品でした。

是非機会があれば観に行ってみてください〜。

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