令和を迎える前に、これまでの自分を棚卸してみる。
早いもので、今年の1月に人生で初めて参加したオンラインコミュニティ「OKINAWA GRIT」も3ヵ月が経とうしています。
この約3ヶ月、出されたお題について皆さんが書いた記事を読んでは文章の上手さや自分にはない視点の面白さに「ほえー!」と感心したり、度々報告される活動に「すげー!」と驚いていました。
一方自分はというと、日々の忙しさに追われて書いた記事も少なく「どうなんだろう」という感じですが、得たものをかみ砕いて、少しでも自分の血肉としていければと思っています。
さて、そんな「OKINAWA GRIT」のオキグリnote部から出た3月の課題が「自分の強みを知るために自分にインタビューする」です。
い…一番難しそうなお題が来た。
自分と向き合うのは痛みを伴うし、しなくていいなら出来ればしたくないので本音を言うとスルーしようかなと思っていました。(みやねえさん、本当にごめんなさい笑)
ですが、この4月で7年暮らした内地に別れを告げ、地元沖縄に帰る事になり、ひとつの区切りとしてこれまでの自分を振り返るのも悪くないと思い、今回書いてみる事にしました。
しかし、自分の弱みは分かっても、自分の強みはなかなか自分自身では気付きにくいもの。
というわけで、自分へのインタビューのヒントとして代表のみやねえさんが挙げてくれた、いくつか質問項目を挙げてくれました。
それがこちら。
①過去に頑張ったこと
②褒められて嬉しかったこと
③ダメ出しされて悔しかったこと
④他人を羨ましく思った話
⑤人に感謝された話
⑥今とっても興味のあること
⑦好奇心をそそられる時とは?
⑧自信のなくなる時とは?
⑨めちゃ焦燥感に駆られたこと
⑩時間の使い方で大切にしてること
これだけ色んな角度からの質問に答えれば、自分の強みが見えてくるはず。
自分の強みを知るために、今回自分で自分にインタビューしてみました。
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①過去に頑張ったこと
大学卒業後に役者を目指してがむしゃらに頑張った3年間と、その後その経験を生かして脱出ゲームの運営キャストとして延べ4000人くらいのお客さんと接してきたのは、今振り返っても頑張ったんじゃないかと思います。
研究生時代はそれこそ始発終電が当たり前で、暇さえあれば稽古・創作活動・バイトに明け暮れていました。
結果、体の方が先に根を上げて役者活動はお休みになりましたが、あの時期は人生で一番頑張っていた時期だったような気がします。
一方、脱出ゲームキャストの方は頑張っていた感覚はなく、楽しみながら工夫を続けていたら、そんな数になっていました。楽しみながら成長していく経験は自分としても初めてだったので、他の分野でも生かせないかなと思っています。
②褒められて嬉しかったこと
同じくOKINAWA GRITのメンバーのなもちさんも書いていましたが、僕も褒められれば基本何でも嬉しいです。
ただ、その中でも特に嬉しいのが文章だったり、演技だったり、自分のパフォーマンスについて褒められるのが一番嬉しいです。
最近だと、講談社のとある文庫の販売コンクールで上位常連店を破って全国2位になり出版社の方からお褒めの言葉をいただいた時は嬉しかったです。
もちろん、店の客層と商品がマッチしたのであって100%自分の実力ではないですが、お店に新たな可能性を提示することができたので良かったです。
③ダメ出しされて悔しかったこと
基本的に悔しいよりも凹んでしまうんですが、イベントスタッフをしていた頃に、とある公演で後輩に全体スタッフの前で「俺だったらこうしたんですけどね〜笑」とダメ出しされた事がここ数年で一番悔しかったです。
自分より負担も少なかった配役の上に、終わって改善しようがないのに、ずっとネチネチ言われたのがあまりにも悔しくて2年経った今でも思い出すと悔しくなります。
ただ、その後輩を黙らせるだけの実力が自分になかったのは事実なので「じゃあお前がやってみろよ」という言葉をグッと飲み込んで我慢しました。これを書いている今も思い出してきて悔しいです。
④他人を羨ましく思った話
色んな事に興味があって、一つの分野やジャンルに留まり続けるのが苦手なので、研究生時代の同期がずっと同じ場で頑張り続けて現在役者として活躍していたりするのを見ると、羨ましく思います。
あと、仲間だと思っていた高校時代の友人達がここ1〜2年で軒並み結婚していったので、それは心底羨ましいです(笑)
⑤人に感謝された話
今現在働いている書店でお客様にオススメした本を気に入ってもらえたことでしょうか。
ご年配の女性から「高校生の孫が入院しているので、何か暇を潰せるオススメの本はないか」と聞かれたので、いくつか選書しました。
ちなみに、その時にオススメした本がこちら。
お孫さんに喜んでもらえたそうで、後日わざわざお礼を言いに来店してくださったのは嬉しかったですね。
クレームを言いに来るお客様はいても、感謝を伝えにくるお客様はなかなかいらっしゃらないので貴重な体験でした。
⑥今とっても興味のあること
基本的に好奇心旺盛なので色んなことに興味があるのですが、「とっても」興味のあることとなると、今は「ラジオ・VR・日本酒」に興味があります。
ラジオは今というより昔からずっと好きで興味がある分野です。音だけで立体的で奥行きのある世界を見せてくれる、番組の構成力やトーク力に憧れます。
VRはずっと面白そうだなと思いながら、カメラがお高いので手を出せない分野。鉄道旅によく行くので観光地や鉄道旅の様子をVRで自分のブログにアップして友人達とシェアしたいなぁと思っています。
あとは演劇のDVDをVRでやれたら面白そう。
日本酒は燗酒にハマったのがきっかけで今一番興味があります。
日本酒と一口に言っても、白ワインのような渋みが強い味わいのものや、逆に果実酒のような甘さをもつものまで幅広く、さらに温度によって香りや味わいも変化するので、とても興味深いですね。
⑦好奇心をそそられる時とは?
新しい体験や新しい知識に触れる時には好奇心をそそられます。
書店に行ったり、美術展を観に行ったり、旅に出たりして、自分の中の経験や知識と新たな発見が繋がってビビっとアイデアが浮かぶ瞬間が好きで常にメモ帳を持ち歩いています。
あと、大学時代に日本語学を専攻していたので、言葉が持つ文化や構造には興味があったりします。
例えば、ある時は「雨の表現」に興味が湧いて調べてみたり、
日本語のオノマトペって面白いなあと思って、調べてみたりしました。
⑧自信のなくなる時とは?
自信は常にないです。
逆にある時はいつだろう?自分で考えられる限りの全てを尽くして「もうこれでダメだったら、もうしょうがない!」って言える時でしょうか。
⑨めちゃ焦燥感に駆られたこと
こちらも常に駆られています。
焦燥感に駆られすぎて、今に集中できないのが現在の最大の課題です。
⑩時間の使い方で大切にしてること
焦燥感の話とも繋がってきますが、最近シングルタスクを心がけています。
脳科学的にマルチタスクは生産性が落ちるし、脳細胞を破壊するから良くないらしいです。
また、マルチタスクだと家電の待機電力みたいに実際にやっていない時も意志力を奪われているような気がするので、シングルタスクを心がけています。
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以上、自分への10項目の質問に答えてみましたが、問えば問うほど、自分の弱みが浮き彫りになってきて強みが分からなくなってきました。
あと、ざっと書いてみて思ったのが、ひとつひとつの項目について考えることによって次から次へと記憶が呼び起こされること。何とかまとめるために、結構端折りましたが、多分これいくらでも書けるかもしれません。
難しいテーマではありますが、取り組む価値のあるテーマでした。
オキグリの課題とは別で個人的にひとつひとつの項目をゆっくり深堀りしていこうと思います。
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