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絵の描けない字書きが同人誌の表紙でギャンブルしてみた③仕様書の作成・作品紹介

こちらの記事の続きです。  前回、わくわくドキドキデザインセットを使うメリットやデメリットについてご紹介しましたので、この記事では実際にセットを使用する際に作成する仕様書の書き方、それから、実際に私が本を作成した際に作った仕様書の内容と、できあがった表紙画像を紹介しようと思います。 仕様書の作成 わくわくドキドキデザインセットを使用する場合、通常の本文入稿の他、下記の表紙仕様書を同時に作成する必要があります。 入力項目は大きく分けて二項目に分かれます 【表紙に記載する内

    • 絵の描けない字書きが同人誌の表紙でギャンブルしてみた②メリット・デメリット

       こちらの記事の続きです。  どんなに優れたものでも、必ずメリットとデメリットはあります。  そして、1年間使ってみた結果、このわくわくドキドキデザインセットはそのメリットとデメリットがかなり極端なものに感じました。  一年間わくわくドキドキデザインセットを使用した私が考えるメリット、デメリットは次の通りです。 メリット ①表紙を考えなくてよい  とにもかくにもまずはこれ。もうこれだけで選ぶ価値がある。  なんなら周りで表紙がなくて本が出せないと悩んでいる人が居たら是

      • 絵の描けない字書きが同人誌の表紙でギャンブルしてみた①はじめに

        ①はじめに  ハロー皆様。こんにちは。  この記事を読んでいただく前にまずはこちらをご覧ください。  【同人 表紙 依頼】  【同人 表紙 テンプレート】  【字書き 表紙】  【同人 字書き 描けない】  この記事にたどり着いた方の大半はおそらく見覚えがあるはずです。是非私と握手をしましょう。この記事が貴方の悩みに一つの答えを出してくれる事を祈ります。  さて。  これはちょうど一年前。同人誌を出したことのなかった私が友人のすすめでイベントに申し込んだ数日後のGoo

        • マシュマロマガジン編集部さんの「あなたの作品に感想書きます」に申し込んでみましたレポ。②

          マシュマロマガジン編集部さんから書き込み感想企画の結果が届きました! 相変わらず素晴らしい。 特大の愛を込めて作品の掲載と裏話と感謝を。 なお、この素晴らしい企画についての詳細は一作目のレポを見てほしい。 全字書きにとって有意義な企画になることはまず間違いない。少なくとも自分はとんでもなく楽しかったしもしこの企画が再度敢行されるなら調子に乗って4作くらいは送る自信がある。 だって今回も二作品を送っている。さぞや負担は大きかろうと思いつつ感想が欲しいという欲に抗えなかった

        絵の描けない字書きが同人誌の表紙でギャンブルしてみた③仕様書の作成・作品紹介

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        • 絵の描けない字書きが同人誌の表紙でギャンブルしてみた①はじめに

        • マシュマロマガジン編集部さんの「あなたの作品に感想書きます」に申し込んでみましたレポ。②

          それはもう過去の話。

          朝起きて朝ご飯を食べる。 白米と、昨日の夕飯の残り物。それからそこにちょこんと乗った目玉焼き。 インスタントのコーンスープは熱すぎて飲めないからこっそりと牛乳を足してまろやかに。 いつものご飯。 いつもの朝。 だけど私は今日ほんの少しの勇気を出す。 食べ終わった食器をカランと流し台において。 早くしないと遅れるよと洗い物をしながらママが急かす。 俯いたまま立ち止まった私を不審に思ったママが顔をのぞき込んで驚いた顔をした。 「あのね、あのねお母さん。……私もう学校行きたくない。

          それはもう過去の話。

          マシュマロマガジン編集部さんの「あなたの作品に感想書きます」に申し込んでみましたレポ。

          二月下旬、ぼんやりTwitterを眺めていて、ある告知に吸い寄せられた。 マシュマロマガジン編集部さんが主催の企画。 「あなたの作品に感想書きます」 あまりにも魅力的。詳細を知りたくてすかさずリンク先を熟読。 『応募者全員』『感想を書き込み形式で』『ポジティブな感想のみ』 ほう。なるほど。これは。 やるしかなかろう。 ぺろりと下唇を舐めて、note購読の申し込みをポチッとな。 意気揚々と参加資格をクリアして、その日のうちに送った作品と、いただいた感想の記事が下記だ。

          マシュマロマガジン編集部さんの「あなたの作品に感想書きます」に申し込んでみましたレポ。

          告発 〜一対多数の多大なる被害〜

          このクラスには酷いいじめがある。被害者はわたし。そして加害者はこのクラスの全員だ。 わたしは今、それを告発することにした。 三年間履き古した上靴がペタペタと廊下を進む。ホームルームを楽しげに待つ生徒達が曇りガラスの向こうでさざめいている。それを聞きながら、わたしはやっとの思いで辿り着いたドアに白く強張った指をかけた。 「お、おはよう」 立て付けの悪いドアががたんと揺れて、その向こうに声を放り投げた。 浮ついた空気にかぼそく、確かに投げた一石は、今日も誰にも拾われずに落ちていっ

          告発 〜一対多数の多大なる被害〜

          告発文

          参ったネ、こりゃ。 眉を顰めてちら、と窓際の席を見る。 案の定こちらを見ていた茜は呆れたように肩を竦めた。 『弱っちゃったね、とあの子は言う』なんて心の中で呟いた。 案の定その通りに口だけが動いたのを横目で確認する。ふふん、名推理。 これは私たちだけじゃなくてクラスのあちこちで似たようなやりとりが行われている。 情報通で有名な放送部の堀北さんがいるグループのメンバーはこうなることもわかってたんだろう、机の上に教科書がない。 気の強い藤田さんやちょっとイヤミな渡さんなんかは

          告発文