不安な自分との付き合い方を覚えよう。

今日できることを、明日にまわしてはいけない。
明日やることを、今日やってしまおうというのもいけない。

今日やるべきことに集中するのだ。
無理をしろということではない。

無理をすると長続きしない。無理をして得られるものは、一瞬の成果と自己満足に近い達成感だ。

というか、達成感は、本当にやりたいことをやり続けるためには必要がないことだと思う。達成感がほしいからそれをやる、なんていうのは、危険かもしれない。

僕は本が好きなので、常に本を読んでいるし、読書に飽きたことは人生で一度もないが、何か目標があって読んでいるわけではない。ただ、本を読むのが好きだから読んでいるだけだ。

読書に達成感を求めたことは一度もない。誰に頼まれなくてもやる。お金がないからといって、読書をやめない。買えなければ、図書館で借りてくる。なんとかしようとやりくりするってことだ。

達成感を得るためにやっていることは、不安とか恐れに駆られてのことではないだろうか。これさえ達成すれば、自分が満たされるとか、マシに見えるとか。武装するのに近い気がする。

自分を安心させたければ、不安をなくそうとするよりも、不安なときに、なんとかできる自分でいられるように練習したほうがよい気がする。

不安な自分との付き合い方を覚えるというか。
不安がる自分をないものにしたり、叱咤激励して克服させようとしたりするんじゃなくて、不安な自分の存在をいったん認めた上で、「じゃあ、どうしよっか」って一緒に考えてあげる感じ。

それができたら、大抵のことが起きても何とかなるって思えそうだ。

不安な自分との付き合い方を覚えよう。

(おしまい)

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