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飲み物に合わせてコップを変える。

僕は飲み物が好きだ。自宅で仕事をしているので、好きなタイミングで好きな飲み物が次々と飲める。

朝起きたら、まず水を飲む。浄水器から出る常温の水。暑くても、寝起きの胃袋にいきなり冷たい飲み物はまずい。それから冷蔵庫で冷えたルイボスティーを飲む。このとき、コップを変えたりする。器込みで飲んでいるからだ。

それから朝の日課である掃除を終えて、一息いれるタイミングで飲むのはアイスコーヒー。これもまた違うコップで飲む。ガラスのコップのときもあれば、陶器のときもある。気分で変える。そのとき、一番アイスコーヒーを飲むのが楽しみになるコップを選ぶ。

飲み物に限らず、食べ物も器も含めて味わっている。見た目がとても大事なのだ。「おいしそう」という気分を盛り上げる役目が器だ。飲み物であれば、口当たりなどもある。朝起き抜けに飲む冷えたルイボスティーを最も美味しくのめる口あたりをしているコップはどれか。昨日と今日の気分は違う。だから、いつも「今日一番美味しく飲める」ということを重視する。これは体の声を聞くことと等しい。洗いやすいとか、さっき使ったからとか、手間はなるべく度外視する。都合中心ではなく、自己中心にする。

いちいちコップを変えるなんてことは後片付けを考えたら面倒くさい。それでもやる。ここの手を抜かない。このアイスコーヒーは何のために淹れているのか?乾いたのどを潤すだけなら水でいいじゃないか。アイスコーヒーをわざわざ淹れているのは癒しのためであり、体が欲していることへのレスポンスだ。要求に雑に応えてはいけない。自分を粗末に扱ってはいけない。

こういう細かいところで、きちんと自分の要求に応えてあげる。飲みたい、という欲求をできるだけ最高の形で叶えてあげる。自分をいちいち喜ばせてあげる。時間やお金や手間といった都合ベース、効率ベースの枠に自分を押し込めないようにする。そんなことをしていたら、やりたいことなんて言えなくなってしまう。

飲み物に合わせてコップをいちいち変える。たったこれだけのことでも、自分を大切にできる。もっともっと、やりたいことをやらせてあげたい。もっともっと、自由に生きさせてあげたい。もっともっと、望みを叶えてあげたい。

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