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例のウイルスを討ちたい。

私は大河ドラマ『麒麟がくる』が大好きです。
オープニングが流れると、思わず前のめりになってしまいます。
今気持ちが落ち込みがちで、元気がちっとも出ないのですが、日曜日夜8時だけは元気になれます。からっからに渇いた喉を潤す水のような存在なんです、『麒麟がくる』は。

そんな『麒麟がくる』にも、ついに新型ウイルスの影響が出ました。安全を考慮し、撮影を今日から4月12日までの間休止にするそうです。
ただ、不幸中の幸い。関係者の方々に感染者はおらず、健康状態も良好とのこと。大事が無くて良かった。

健康が第一なので仕方のないこととは言え、こんな形で休止せざるを得なくなった制作陣の落胆は、想像に難くありません。
だって、こだわりがすごいもん。城の廊下はちゃんと鴬張りになっていて、光秀たちが歩く度にキュッキュッと鳴るんです。そして、城内の床に反射する光の様はまさしく「自然」。セットだから、なんて妥協を一切感じません。
演出だってぬかりありません。金魚(当時は高価)をちらりと出して織田家の経済力を匂わせたり、干し柿・干しダコ・あぶり餅など各地の名物を登場させる遊び心も垣間見えます。
細部にまでこんなにこだわるなんて、制作陣はこの作品に愛着があるのだなぁ…と感じずにいられましょうか(いや、いられない)。

それなのに、それなのに!
おのれウイルス!
焼き討ちにしてくれるわ!
ブオオオオ!!(法螺貝)



不安だなぁ。
いつまで続くんだろう。早く収束してほしい。
わたしにできる対策は限られているけれど、できることを徹底するしかありません。

一日でも早く、平穏な日々に戻りますように。


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