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日本縦断歩き旅《島根⇒佐賀編》19日目『爆心地』西彼⇒長崎市

この日はいよいよ長崎市に向かう。
日程に余裕がなくても、どうしても長崎に時間を使いたかった。

というのも、私は8月15日生まれ終戦記念日生まれ。
節目40歳になる2023年誕生日を日本縦断で飾りたい。
その終戦記念日の誕生日を沖縄で迎えたい。

コロナのタイミングで仕事がなくなって、
色々と挑戦しては”いまさら”の力不足を痛感する日々だったが、
この旅だけは、自分で目標、ルール、期日を決めて成し遂げたかった。

そんな旅だからこそ、広島は通過しなくとも、長崎はきちんと見ておきたかった。

強風であまり眠れなかったが6時に起き、
テントは砂まみれ。
朝には風が穏やかだったので、
お湯を沸かしてカップ麺とコーヒーを作る。

出発すると、野球の練習をしている学生が正面から
「頑張ってくださーい」
と応援してくれた。

日本縦断している事は看板があるから、
背中側には見えるのだが、
正面からはわからないはず。

もしかしたら、前日に親の車から見えていたのかも知れない。

ありがとう。

長崎市にはいる。
道中歩道が無いところが多く、
交通量も多くなって疲れが増す。

蕎麦屋に立ち寄る。
ごぼ天が巨大。
細かく切られているせいか香りが強めで美味しかった。

長崎市に入ってから道が広くなって助かるが、
ゆるく坂が続く。
選挙の投票日前で、
選挙カーの激しい選挙戦が鳴り響いた。

お腹が減って定食屋へ、
おかずを選ぶタイプだったが、
思ったより値段が高くて、メインのおかずを買い渋る。

坂道で向こうが見えにくい。

向こう側に坂の街が見える。
見慣れないせいかファンタジー感あって好き。

市街に入ってきた。

商店街

学校の近くを通った時に大学生に話しかけられる。
いく先でバスケットボールの試合があるらしく、
しばらく同行して話す。

スラムダンクの話や、
長崎で自転車が売れない事など話た。

爆心地の公園に着いた。
日が暮れる前に来たかったので、
間に合ってよかった。

銅像が大きくて驚いた。

ほとんど人は居なかったが、
いろんな年代の人が訪れていた。

原爆落下中心地碑で手を合わせる。

平和記念公園へも行く。

様々な国々の平和像が飾られているエリア。

軽い気持ちで眺めていたが、
その辺の公園で見かける銅像とはレベルが違くて驚いた。
というか美術館とかのレベルとも違う。

依頼で制作されたものもあるだろうが、
芸術家の熱意があった。

この像は母の背筋がピンとして凛としてる。

イスラム教圏の展示だったと思う。
偶像を使わない平和表現。

東京の王子で見たものとは違い。
巨大で驚いた。

新しめの鶴が折られていた。

日没で山の影に街が入っていく。

平和資料館は営業時間外だった。
日没で公園を優先したのがよくなかった。

見たかったけど、日程に余裕がなく、しばらく立ち尽くす。

ホテルは長崎で取ってあるが次の日に一泊だけにしているので、
この日は野宿。
一緒に歩いた学生いわく、
漫画喫茶は評判悪くておすすめしないらしいので、
迷う。

公園にしようかと思ったが、人が多く風が強い。
あたりも暗くなり、探しにくい上に風が強くて寒くなってきた。
いいところでは無いが路地裏の人が通らなそうな階段したで野宿する事にした。

営業時間ギリギリに美術館に入る。
客は俺一人で館員の人には悪い気がした。

少ないが撮影可能だったので撮らせてもらう。

ドンキホーテはこの旅で好きになった。

20時過ぎると飲み屋しか開いてなさそうで餃子屋さんに入る。
皮が美味しくてモチモチ。
歩き旅には量が寂しい。

せっかくなので、久しぶりの瓶ビール。
うまい!
常連さんに愛されていそうなお店だった。

長崎の夜景はとても綺麗だった。
風と寒さがなければゆっくり眺めていたかった。

公園以外の街中で野宿するのは初めてだったが、
なんとか寝かせてもらえた。

この日歩いた距離 37 km







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