見出し画像

日本縦断歩き旅《島根⇒佐賀編》9日目『差し入れに感謝』角島大橋⇒下関

この日は大きな街に近づいた事もあり、
出会いが多い日となった。

九州入りの日程から遅れているので、
この日に下関には入りたい。

その為、46kmという長い距離を歩く事になった。
40kmがだいたい休憩入れて12時間かかるので、
すでに21時過ぎまで歩く予定だ。

この日の終わりには目は充血、ぢによる血便、鼻血、喉を傷め痰から血。
だいぶ身体が悲鳴をあげる事となった。

きつい一日の始まりは雨だった。
雨が降っていたので7時までテントで雨宿り。
出発は8時、すでにだいぶ遅れてのスタート。
食事はプロテインチョコで済ませた。

夜中歩く予定でいられるのは野営地を漫画喫茶にしたため、
真っ暗な中で野営地を探さなくて済むためだ。

道の駅に立ち寄る。

アジフライ定食。おかわりができて嬉しい。

歩道のない道は辛いし怖い。

あのかすむ先の奥の奥まで歩く。

田んぼの中を電車が横切る。

喉かな光景で、どこか幻想てきだった。

我慢していたが、お腹を下し山の中へ。

ちゃんと埋めたが土が固い。

コーラをもらう。ありがたい。

街に入って、下校の小学生2人組が並走してきた。
「旅をしているんですか?」
ハキハキとしゃべるちびっ子と
落ち着いた様子ののっぽの凸凹コンビ。
顔は似ていないので兄弟には見えなかった。
この辺りの子供で通学に20分はかかるらしい。
「頑張ってくださーい」
最後は大きく手を振って見送ってくれた。

ドラックストアの前に、薬物撲滅スローガンの看板。
営業妨害にみえる。

だいぶ日が落ちてきてしまった。
足が火照り、ズボンをたくしあげると風が涼しかった。
春といってもまだ肌寒さを感じる。

吉見のあたりで色んな人に応援してもらった。

まずは、おじさんが小走りに追いかけてきて、
「がんばって」と練りものをくれた。

そして買い物をしに業務スーパーに立ち寄ると、
若いイケメンの兄ちゃんが「がんばってください」と応援してくれ。
続いて、犬の散歩のおじいさんから「日本歩いてんの?すごいね頑張ってね」
さらに2,3人連鎖的に応援してもらった。
スーパーで買い物が終わると、差し入れをとりに行ってくれていたのか、
飲み物を4本も貰った。
なんでも息子さんがサントリーで働いていて送ってくれている飲み物らしい。
ありがたい。


サントリーの方、ありがとうございます

朝、歩き始めた角島大橋が見える。

あそこから人間の足でここまで来れる。
旅で何度もある光景だが、未だに実感が湧かない。

ついに日が暮れてしまった。

交通量も多くなる。

郵便配達のバイクから応援もらう。

この後は疲れもあって、
貰った飲料をガブガブ飲みながら、
下関綾羅木の漫画喫茶まで歩いた。

晩御飯にお店に入りたかったが、
疲れが上回って漫画喫茶へ急いだ。

漫画喫茶に着いてすぐに寝たかったが、
グッと堪えて、洗濯、シャワー。
シャワーに入ると目が真っ赤に充血していて、
イガイガだった喉がせき込み、
痰から血が出ていた。
疲れなのかクマができて、
今までにないほど目の下が膨らんでいた。

血行が悪いせいだと思い、
狭いがストレッチして寝る。


明日はいよいよ関門海峡越え九州入りだ。

この日歩いた距離 46 km





















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?