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日本縦断歩き旅《富山➡能登半島一周➡京都編》10日目『世界一長いベンチ』門前⇒富来

この日は、行程は27kmと長くはなかったが、
特に疲れた。
その分、最高の夕陽をみてお酒が飲めた印象深い日。

割と早く起き、朝日を撮る。

海辺でご飯を食べる。
波打ち際をみながら穏やかだった。

出発。

出だし、とても歩きやすい道が続き快適だった。

古風な街並みが続く。
旧角海住宅、文化財らしい。

道路が綺麗で歩きやすい!

建てたばかりは、薄ピンク色だが、年季がはいると黒ずんでいくのだろうか。

横殴りの朝日が強く。
あしながに見える。

少し道が荒れてくる。

奇妙な崖。

道の駅つくも、営業時間外。

岩肌が赤い。

奇岩を見かけるようになってきた。

看板があり振り返る。

振り返ってびっくり!
大体それほど似てないだろ、と思うがトトロだ!

一番驚いたのは目だったが、人口のもので腑に落ちた。

地方はどこもゴミに迷惑している。
東京のごみがここまで来ているのだろうか?

日差しが強くなってきた。

あれも名前のある奇岩だろうか。

能登金剛関野鼻へは絶対金払え的な看板。
圧がすごい。
しかも車以外は入るな。って・・・・。

土地というシステムもあまり好きではないが、
古来からある景観まで人の所有物なのだろうか・・・。

もちろん入らず先を急ぐ。

義経の舟隠しの場所へは遠いので諦める。
義経伝説の地は本当に多い。
舟隠しも2か所目。

山の坂道と日差しの強さで息が上がる

長い田舎道。

オーディブルで「下町ロケット」と聞いていた。
痛快な出世話でどんどん努力が報われ、人望にも恵まれている。
それに比べて、自分の人生が相対的に惨めになる。
報われず人望もない・・・。

前にした仕事の細かい部分に気が付いていただいて、
時間差で評価され嬉しい事があったが、
敵対視され嫌味を言ってきた人が広告に使われて喜んでいるのを目にしてしまい冷めてしまう。
彼とは対立せずに気持ちよくやりたかったが、
自慢話が多く、虚栄心が強いから、対立を避けるのは無理だったろう。

コラムで昔のプロジェクトの事を取り上げてもらっているのを拝見したが、
改めて終わるべきして終わったのだと再認識した。

「下町ロケット」「火花」より、
「八日目の蝉」が一番励ましをもらった。
人に傷つけられた人間が、
ただすがるようにしがみつくように子供を愛し、
最後は何もかもなくなり、海の美しさが彼女を慰めた。
そんな話が一番染みた。

自分の人生の旅路の結末は分からない、
未来への期待そのものを放棄している、
そんな気分だった。

棚田を見渡せる高台があり休憩。

米のかりいれに無数のトンビが群がっていた。

お寿司屋さんに寄るために、
港への道を下る。
キャリーカートを抱えて降りる。

お寿司屋さんで並んで、
ようやく食べる。

評価が高いだけに美味しい!
だが少ない。
そして、値段が高い!

醤油が甘くてネタの味が良くわからない。
醤油は関東の味に慣れてしまっているのかも。

迷ったが野宿が続き、この日汗だくだったので温泉「ますほの湯」に立ち寄る。

急に混んできてしまったが、サウナは空いていた。
日焼けが沁みる。
水風呂はぬるめだった。
広くてきれいないいお風呂だった。
残りの行程があるので、早めにあがる。

施設内も綺麗で広い。

さっぱりして歩き始める。

この日坂道が辛く、息がよくあがった。
ホームセンターに行って、
キャリーカートをもっと良くできないか検証する。
高いし大きいので諦める。
この日飲む、お酒を買った。

良く見かけていた8番やラーメン入る。

世界一長いベンチへ行く。

思ったよりデコレーションされていた。

高台があり上って写真撮る。

夕日を見るつもりだったので、
間に合ってよかった。

夕日目当てで来ている人は多かった。
でもベンチが長いお陰で奥に行けば、
人が少ない所でリラックスできた。

近くの公園の茂みにテントを張らせてもらい、
野営地を確保できた。
やはり野営地を確保できるまで安心できない。

過酷な坂道を超え、
お風呂でさっぱりして、
野営地も確保して。
ゆっくり座れるベンチもあって。

発泡酒を飲むと、とてもいい気分で、
夕日を眺めた。

後々になっても、この日見た夕日とお酒のうまさは、
何度も蘇り記憶の宝物になった。

日が暮れると虫が多くなってきて、虫よけをかけまくった。

イルミネーションも力が入っていてキレイ。

満月で月光が印象的だった。

日焼けもあって、体が火照り。
寝袋かけずに寝る。
深夜に寒くなる。
テントの外でカップルが談笑して、
トイレに行きにくかった。


この日歩いた距離 27km

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