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見えているものが全てじゃない

普段見ている光景がその実態を表しているとは限りません。
人は見た目によりません。その人がどういう人生を生きてきたか、どういうことを考えて生きてきているかなんて知る由がありません。

だから皆、自分が見た一瞬だけを根拠に対象物を自分なりにレッテルを貼ります。また日本人は他の人と異なることを嫌うので平気で自分の考えを変えてマジョリティに加わろうとします。見てすらいない場合もあります。

本来僕らは勝手に決めつける立場にいないんです。相手のことを全部知らないからこそ知ろうとする努力をしつづけるべきなんです。

自分は自分、相手は相手。みんな違っていてそれでいいんです。

これは人に対してだけではありません。物にも同じことが言えます。
普段いただいている食べ物がどういうプロセスを経て食卓に並んでいるのかなんて普通は気にしません。

でも「いのち」をいただいているのには変わりありませんよね。
気にするのは食べ物の値段や賞味期限、美味しさ、それぐらいです。

「いのちの食べ方」という映画は学生の頃に見ましたが考えさせられるものがありました。自分は食べることが好きですが、この映画を観たことでより食べ物に興味を抱くきっかけになりました。

だからこそ食育に力を入れている飲食店が好きで探しては食べに行っています。最近の記憶では下の「久遠の空」というお店が印象的でした。

コースが始まる前に調理前の豚さんのお肉や内臓を近くで見せてくれます。そして一つひとつ部位について丁寧にレクチャーしてくれるんです。

その後に食べる料理の噛みしめ方にずいぶん変化があることに驚きます。
料理そのものも美味しいので機会があればまた行きたいです。

何をするにしても上部だけで判断するのではなく、深い所まで理解したいという好奇心を常に持ち続けることが大事です。

明日も頑張りましょう。
凡夫

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