セミナーはインプットしてから行くべし
数年前にライティングセミナーを受けた時に、記事の書き方だけでなく、自営業としての心構えやタイムスケジュールを決める時のポイントなど、多岐にわたって教わりました。その中で、面白い話を聞きました。
それは「セミナーはアウトプットする場所で、インプットする場所ではない」というもの。
セミナーや講義と聞くと、教えを受ける場所というイメージがありませんか?私は、そうでした。
だから、事前に勉強したり、練習したりってことはしないです。当日に聞く話はだいたい初めて聞くものなので、「ふむふむ。なるほど」とうなずきながら書き留めるだけ。
先生に「何か質問はありませんか?」と聞かれても、聞きたてなので、質問なんてありません。その後実際にやってみて、セミナーの内容を自分の中に落とし込んでいました。
でも、この方法はセミナーでせっかく先生に直接質問できるチャンスを無駄にしています。
いくらセミナーで話を聞いたとは言え、一人で出来ることには限界があります。また、やってみて初めて分からないことが分かります。その分からない事を聞く機会があればいいのですが、ない場合の方が多いものです。すると、そこでつまずいてしまう。そうならないためには、セミナーを受ける前に、必要そうな情報を事前に頭の中に入れないといけません。
このセミナー前に頭の中に情報を仕入れて、受講した時に自分なりの考えを表すって、何かに似ていませんか?
そう。学校の授業に似てますよね。
小学生からやってる方法で、明日勉強する内容を予習して、翌日学校で先生の授業を受ける。この予習がインプットで、先生の授業がセミナー。そして、休み時間に「難しかったよね~」とかお喋りするのが、アウトプットといったところでしょうか。
例えば、初心者を対象にしたライターセミナーに参加するのなら、ライターとはどんな仕事をするのか、仕事を受けるためにはどんな方法があるのか、記事を書くにはどんな道具が必要なのか…といった事をインプットしておくと、セミナーでの話が理解しやすいですね。
話をする人がどんな人なのか調べてみる。タイトルやセミナーの説明に書かれている内容から、気になる言葉をピックアップして、少し調べてみる。これだけでも、話を聞く時間が有意義なものになります。
さらにもう少し踏み込むのであれば、自分が何を知りたいのかを明確にしておく事をお勧めします。これならば、ただ漠然と話を聞いて終わりになる事はないですし、講義内容で解消されなければ質問もできます。
セミナー前にインプットするのは、かなり意識しないと難しいです。でも、受講しようか興味を持った時に少し調べるだけでも、立派なインプットです。少しずつインプットする事を癖付けして、実りのある時間を過ごせたらいいですね。
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