メンタルとダイエット
適応障害に関わらず、うつ病やパニック障害で治療・療養している人は過食だったり拒食だったりと食事の量に偏りがみられます。
特に女性はホルモンのバランスで周期的に食欲のバランスが崩れやすいことと、年を重ねるたびに代謝が落ちて脂肪をため込むようになりダイエットを意識する人も多いと思います。
私もその一人でした。
私の場合は、過食で食事の量が多くなり徐々に太ってきました。
太りだしたのは30代手前。
仕事では教育委員会で月1回の勉強会を任されたり、術後の患者さんが入る集中治療室の管理をしたりと責任ある立場になったころでした。
しかも、自分では太ったという自覚はなくて周りの先輩に言われて初めて気づきました。
やせるために運動や食事制限を行いましたが、全く痩せずに太っていき最高で63.3Kgまで太りました。
1,ダイエットは身体だけではない
この頃の私は、
太っている=身体をケアすること
と思っていたので思いつくダイエットを手あたり次第に行っていましたが効果はありませんでした。
こころと身体の健康を取り扱う看護師として心理学を学び始めたときに、
こころの状態が身体の状態を表していることを知りました。
私たちは日々、仕事やプライベートで
やりたくないこともやらないといけないときがあります。
満たす手段は、人それぞれでショッピングやおしゃべりだったりする場合もありますが、食べることで満たされるのが手っ取り早いため美味しいものや、スイーツを手に取る人が多いと思います。
仕事や恋愛で友人や先輩に悩みを話していると
「次の休みには美味しいものでも食べいこうよ。話聞くよ。」
なんて、話が展開されていないでしょうか。
2,必要なのは満たされること
心理学的には、日々の人間関係や仕事やプライベートのなんだかんだを解消するために1日の終わりに満たされたい。
そのための方法として、食べることを選択しています。
言い換えれば、
次の日も、ちゃんと仕事やプライベートでやらなければならないことにも取り組むためにに今日1日の終わりに満たされる必要があるのです。
3,結論
私たちのこころも身体も、なに一つ不必要なことはしていません。
必要なことを、必要な分行っています。
「これを食べたら太るから食べないでおこう」と考えて我慢しているとどこかのタイミングで我慢ができなくなり反動でたくさん食べてしまうことがあります。
太るのは食べ物のせいではなく、身体に溜まったストレスのせいと私は思うのです。
ストレスに感じているとき、身体のどこかに不快な感覚はないでしょうか。
私たちの身体には生きてきた分だけ記憶があり、記憶は体感覚と紐づいています。
思い出すたびに、感覚と結びつきが強くなっていきます。
ダイエットに必要なのは、運動や食事の調整も必要ですが、一番大切なのはメンタルケアだと思います。
食べ物には罪はありません。
食べるときは、必要なだけ幸せを感じながら食べてくださいね^^。
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