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#25 ナレッジマネジメントは、楽しむもの!

こんにちは!てけ王です!🐔🍗

さて、ここからがハイライト。
それぞれについて具体的にどんなことをやっていたか、ご紹介します。

①楽しませる

・ポイント制度

これは何度も話に出てきたポイント制度ですね。

ポイント制度の秘訣は、「行為」に対するポイントであること。

ナレッジの「質」に対するポイントにすると、不公平感が生まれます。質の定義付けはそもそも難しいです。

ナレッジを投稿するという「行為」、アンケートに回答するという「行為」。

行動したことを評価をしましょう。

「ポイント制度を人事評価に繋げる方が良いか?」というご質問をいただくこともあるのですが、答えは「絶対NG」です。

これについてはエピソードがあるのですが、ヒストリー編でお話ししましょうかね。

・なんでもランキング

これは様々な切り口で評価したランキングです。

例えば、

・自主参加のこの活動に、他の人を紹介してくれた人数
・参加したての人だけのランキング
・ナレッジを評価した回数
・ほめほめーるをもらった数
・ナレッジを使った回数

などなどのランキングです。

それぞれに名前付けていました。「褒められ上手」「勉強家」「磨き王」「しあわせ者」「ヒットメーカー」「情報ツウ」など。

計12種のランキングがありました。

それぞれ上位に入賞すれば図書カードがプレゼントされました。

・イベント・キャンペーン

例えば、秋には「読者のすすめ」と称したイベントを開催。

「社内SNSにおすすめ本の書評を書いた方にポイント付与」、といったようにポイント制度に絡めたり。

「クリスマスや年末年始の挨拶はほめほめーる!」で、ほめほめーるの利用促進を行ったりポイント制度と絡めたり。

蓄積したナレッジの陳腐化を防ぐため、みんなで評価して削除対象を決める「ナレッジ棚卸しイベント」なども行いました。

他にも、「この時期に参加するとポイントアップ」といった簡単なキャンペーンも行いました。

イベント・キャンペーンは、様々なパターンで60回ほど開催しました。

・キャラクター戦略

この活動にはマスコットキャラクターがいました。

見た目がタヌキの、知識の妖精「しょこぽん」です。

10歳の男の子。

「〜〜だぽん。ぽんぽんぽん」と話します。

しょこぽんのクリアファイルやシール、しおりなどを制作し、これをイベントやキャンペーンに絡めてプレゼントしていました。

KMアワードや、ナレッジセミナーの時には、限定のしょこぽんシールを作ることが定番となっていました。

KMスタッフにも、スタッフ限定シールがあったり。社外の方が講演に来てくれると、その講演限定のシールを作ったりして盛り上げました。

シールは、100種類以上はありましたね。

お、現物の写真を見つけました。

自分の活動状況がわかる「マイページ」に、ある条件をクリアするとたまーに出現する「金色のしょこぽん」が出現し、それをクリックしたらレアシールをプレゼント、なんてこともしていました(笑)

これは事前告知などすることなく、こっそり仕込んでみました。

しばらくしていると、ある日に金色のしょこぽんを見つけた方が、社内SNSに書いてくれるんです。「なんか出た!!」って。

宣伝効果にもなりました。

こういう、サプライズ的なことを業務に組み込むのって、楽しく仕事をするためには良いことだと思います。

余談ですが、とある工場にいた時に、経理の女性が毎朝ポチポチと順番にボタンを押していくだけのルーティン作業があったのですが、その最後のボタンに「今日の運勢」が表示される仕掛けをしたんです。

それだけで担当の女性は、毎朝「今日は大吉でしたよ!」「やったーハッピー!」と、毎日とても楽しんでくれていました。(「凶」は抜いていたことはヒミツ)

ほんの少しの工夫でも仕事を楽しくできる、というエピソードです。

仕事に真剣にならないといけないのはわかりますが、遊び心があって楽しく仕事ができた方が、パフォーマンスは上がるでしょう。

しょこぽんファンは結構多かったかも。

こういった可愛いキャラクターがいると、参加者は増えます。

社内SNSに、しょこぽんアカウントを作ってもらいました。

その場で、しょこぽんがSECIモデルを教えるんです。

しょこぽんが「〜だぽん」と、可愛い口調で優しく皆さんにご説明しました。

そんなことをやっていましたら、受講者の方が、そのSECIモデルをわかりやすく図式化してくれたこともありました。

ノリの良い楽しい動きは、自発性を促し、双方向の活動にもつながります。

また匿名掲示板「しゃべり場」にも、しょこぽんがいました。Excelで作った掲示板です。

しょこぽんをクリックすると、テキストボックスで作った吹き出しのコメントが変わる仕様になっていて、全30パターンの言葉を話すんです。(このパターンも、日々マメに更新していました)

これを楽しんで見てくれる方もいて、たくさんクリックされました。

実はこれ、裏でクリック回数をカウントしていました(笑)

それどころか、なんでもランキングの「トップ ブリーダー」というランキングに反映するようになっていました(笑)

この数字が、途中からえげつない数字になっていたので、表示上は「ひみつ」と表示。

ある時、「トップ ブリーダー」上位者の方と会議で一緒になったことがあるのですが、会議中にずーっと手元でタンタンと何かやってるんですね。

何してるんだろう?と思って見てみたら・・・・・、しょこぽんをずっと連打していました(笑)


このランキングだけは、いつか怒られるかなと思って、2期でヤメました(笑)

しょこぽんの原作者は僕の身近な人なのですが、その後のアレンジをしてくれたのは、社内の方でした。

そんな感じですから、しょこぽんにはお金は掛かっていません。

シール台紙代とクリアファイル制作費くらいかな。

途中から、しょこぽんの妹「しょこらん」も生まれました。

ノリよく楽しい雰囲気は、人を動かすことを実感しました。

・抽選

「抽選」も、人を動かす要素です。

例えば、下記についてどう思いますか?

パターン1| 上位20名にプレゼント
パターン2| 上位100名のうち抽選で20名にプレゼント
パターン3| イベントに参加した方300名のうち、抽選で20名にプレゼント


プレゼント対象者数は、いずれも「20名」です。

実際、このパターンで人が最も動くのがパターン3でした。

パターン1ですと、「20位はムリだな」と思ったらすぐ諦めてしまうんでしょうね。

パターン2でも、上位100位という縛りで諦めてしまう。

やはりパターン3が、「動く人数」が最も多かったです。

抽選は人を動かすことに有効でした。

ちなみに、抽選機もExcelで作りました。


今回はここまで!
次回に続きます!

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