見出し画像

貯金が常識から投資が常識に。

銀行預金でお金が貯まることが常識だった時代はすでに終わりました。

引き出し手数料を払い、預金通帳の発行にお金を取られる時代です。

1.今の祖父母世代のお金に対する常識

今の祖父母世代は預金でお金が増える時代だったので、
預金が常識なのは理解できます。

銀行預金で4%〜5%近い金利です。

お金のことを勉強しなくても複利の恩恵を十分受けることができました。

2.今の親世代のお金に対する常識

今の親世代は祖父母世代を見ており、
預金が常識だと教えられてきた世代です。

少なからず預金1%〜3%程度だった時代を経験しています。

しかしながら2000年頃から金利はほとんど0%に近い値であり、
お金のことを勉強しなければ複利の恩恵を受けられなかった世代です。

祖父母世代と異なり、複利の恩恵を受けることが出来なかったのは、
現在の金融資産構成状況から考えると明白です。

現金預金しかありません。

3.今の子供世代にとっての常識は?

今の子供世代は親世代を見て今まさに成長している最中です。

ここでお金についての常識を獲得できるかどうかによって、
複利の恩恵を受けられるかどうかが決まります。

祖父母世代のように銀行に預けるだけでよかった時代とは異なります。

しかしながら祖父母・親世代と異なり、
お金の情報に非常に簡単にアクセスすることができます。

インターネットや書店で無料〜数千円程度で情報を得られます。

Youtubeにも動画としてたくさん転がっています。

ほんの少しの労力だけで子供の一生を左右するほどの影響です。

基本的にごくわずかを除いて、
子供にお金で困って欲しいと言う人はいないと思います。

それをなんとかできるかどうかは、
親がしっかりとお金のことを伝えられるかどうかにかかっています。

4.どうやってお金のことを伝えていけばいいか

今の時代において投資のハードルは高くありません。

投資の王道『長期・積み立て・分散』として、
毎月数百円で世界中の株式・債権・REITなどに投資できます。

まずは子供と一緒に証券口座を開設し、
『インデックスファンドで毎月数百円ずつ積み立て投資を楽しむだけ』
で十分だと思います。

インターネットや本からの知識の勉強は比較的簡単で、
時間もそれほどかかりません。

実際初心者向けの本から
『ウォール街のランダムウォーカー』や『敗者のゲーム』、
『21世紀の資本論』などなどこれまで読んできました。

その経験からすると、そんな難しい本を読む必要はありません。

下記の2冊を読めば十分だと思っています。

その1.『漫画 バビロン大富豪の教え』 1,604円(Amazon kindle版)
   著:ジョージ・S・クレイソン、板野旭、大橋弘祐
   1,604円(Amazon kindle版) 2019年10月8日 第1刷発行

その2.『お金は寝かせて増やしない』
   著:水瀬ケンイチ
   825円(Amazon kindle版) 2017年12月18日 初版

この2冊さえ読めばほとんど必要な知識はカバーすることができます。

しかしながら、実際に投資してみるという体験の勉強は時間がかかります。

また、知識だけあるのと、体験するのでは大きく異なります。

 ・毎日市場は上がったり下がったりを繰り返します。

 ・今回のコロナショックの様に、たまに大きな暴落がきます。

 ・バブルと呼ばれる株価がどんどん値上がりする時もあります。

わたしの場合、リーマンショック直後から投資を始め、
今の状況になるまで10年かかりました。

ドルコス平均法は10年前からありましたが、
『長期・積み立て・分散』を利用した投資信託はまだ2〜3年程度です。

リーマンショックから10年で初めて実体験として暴落を経験しました。

最初は毎日数千円から数万円の上下となり、現在1日10万円程度上下します。

コロナショックでは含み益が全て吹き飛ぶどころが、
マイナス200万円までいきました。

その時に狼狽売りせずに毎日を過ごすこと、
値下がり時に自分が追加投資できるのかどうかなど、
数字では分かっていたものの初めて実体験としてリスクを認識できました。

また、幸い今回のコロナショックでは株式市場の戻りが速く、
含み益は過去最高を更新しています。

コロナショック前の様な株式市場の高騰やショック後の暴落は、
ひたすら市場から退場せずに待つしかありません。

それを経験したころにはきっとある程度子供は成長しており、
どうお金と付き合っていくかを判断できる様になっていると思います。

その上で投資する道を選ぶかどうかは子供に任せればいいと思います。

しかしながら、その選択をできる様にしてあげることは、
親の責任だと思っています。

5.最後に

個人的には、世間一般として良い学校にいく為の勉強より、
その学校を出た後の一生を左右する投資の勉強の方が、
はるかに重要だと思っています。

良い大学を出たら一生安泰かというと、そんな時代は既に終わりました。

銀行預金だけでも十分だった世代。

銀行預金で十分だと思っていたら十分ではなかった世代。

次の世代は投資で世界の経済成長の恩恵を受けながら、
豊かな生活を送れる世代になって欲しいと思います。

この記事が参加している募集

習慣にしていること

お金について考える

いただいたサポートは、活動費に使わせていただいております!