「コロナの状況を少しでも明るく」完全オンラインハッカソンを開催しました!
本日グローバル拠点のスタートアップスタジオGAOGAOの社内オンラインハッカソンを開催しました。
今回はオープンなイベントではなく、GAOGAO事業(スタートアップスタジオ/プログラミング研修/シェアハウス/ミートアップなど)で交流のあるメンバーが中心参画し、日々世界に散らばっているメンバーたちでオンラインチームを組み、日曜日の朝から1日でプログラミングをして成果物のお披露目をして競い合いました。
テーマ
ハッカソンテーマ: 「コロナの状況を少しでも明るく」
全世界でロックダウンされている国も多く、在宅推奨状態がしばらく続きます。このような未曾有の世界的な「大きな変化」に対して何ができるのかを「考える」ということをテーマに、チーム分けをして一週間前から各チームが準備を始めました。
事前にチーム分け
メンバーが在籍しているシンガポール x 1チーム、バンコク x 1チーム、東京 x 4チームで拠点ごと分けました。
イベント主催者側的に、スキル面が偏りすぎないような配慮をし、チーム配分を行いました。
当日のタイムスケジュール
11:00~11:30 オープニング・ルール説明
11:30~18:00 開発作業(休憩はチームで話し合い随時自由にとってください)
18:00~19:10 各チーム発表・質疑応答(1チーム10分から15分程度)
19:10~19:50 審査・表彰・総評
19:50~20:00 エンディング閉会
20:00~ 希望者がいればオンライン飲み会
当日オンラインハッカソン中の様子
・Remoの導入
完全オンラインでハッカソンとなると、あまり醍醐味がない、と感じられるかもしれないですが、このRemoというツールの存在は非常に大きい役割を担いました。
詳しくは以下の記事にもありますが、バーチャルでテーブルを分けて、それぞれのテーブルでzoomのようなオンラインチャットがつながります。
Remoにより、あたかもハッカソン参加者全員が身近にいて、一体感のあるイベントになりました。
ライバルテーブルへ視察に行くメンバーもいたり、また、ランチタイムは雑談テーブルに集まるといったリアルなハッカソンでありそうな面白い動きもありました。
・ハッシュタグの活用
事前に今回のハッカソン用のハッシュタグを決めて積極的に参加者は発信を行いました。 #GAOGAOハッカソン なんとなく当日の臨場感が伝わるかもしれません。
約6時間の各自の実装タイムを終えて、18:00からついに発表会です。
発表会
以下、各チームの発表内容を簡単にご紹介します。
・チーム1: 「オンライン飲み会を探せるMeetingExplorer」
「オープンなオンライン飲み会を探して参加したい!」というチームの要望を実現したサービス。Twitterなどに投稿されているオープンなオンライン飲み会を検知して、その情報をTwitterやSlackで配信してくれるようなサービスです。
実際にTwitterアカウントも作り運用もされていくそうです。
https://twitter.com/explorermeeting
興味ある方は是非フォローしてみてください!
・チーム2: 「社員の体温管理サービスThermo」
コロナの感染者が増え、身の危険を日に日に感じる状況です、そのような中で体温の情報をきちんと管理して、会社として管理していき、アラートを上司などに上げてくれる重要性に着目したサービスです。初めからB向けを狙いにいった事業性の高いサービスで1日で作ったとは思えないUI・Webアプリの完成度でお披露目がされました!
デザイナーの方が作成したfigmaも圧巻です!
・チーム3: 「リモートでも圧倒的生産性 HOME-DO」
kaazuくん率いる参加者の中で最年少チーム。日々リモートワークが浸透し、自分自身が怠けないためにもという気持ちで、自分のタスクを定期的にTwitterやSlackに公開するサービスを考案・実装しました。
10:00に登録していたTODOが公開され、19:00に本日終わったタスクが公開されます。
「あと1日あれば」という悔しい発言もありました...!
質疑応答では「勤怠機能と組み合わせたらすごくいいね」などのコメントも出てディスカッションが盛り上がりました。是非日々の業務に導入したいですね。
・チーム4: 「感染経路発見ツールinfectrail」
バンコクチームが考案したinfectrailは、ユーザーが過去に滞在した時間を集計していくことで、もし感染が発覚した人がいた場合にアプリの導入者に感染リスクを分析しアラートを送るサービスです。
コロナウイルスの感染の可能性を持った人に、注意喚起、感染経路、クラスター発見の補助として機能します。
残念ながらデモをお披露目するまでの実装時間が間に合わなかったですが、このサービスを「政府に導入させる」と社会的意義の強い想いのこもった発表でした!
・チーム5: 「オンライン飲み会のリアルタイムな情報共有 Zoomdrink」
シンガポールチームの発表は、最近多くなってきているオンライン飲み会についてのサービス。「参加したいけどどんな人が参加しているのかわからないから少し不安、誰が参加しているのかわかると良いな」といったニーズを解消するサービスを作りました。
デモの実演では、/zoomdrinkというコマンドで発行したzoomミーティングに参加しているユーザー情報がリアルタイムにSlack上で更新され「おおおお!」という歓声が上がりました。
きちんと認証周りを実装したらZoom App Marketplaceに公開しようと思っています!
・チーム6: 「補助金の発見・申請を簡単に! 補助金Bot」
とだこうきさん率いるチーム。補助金って実は「3600億円」分あるようです。ただそのような補助金を見つけることも、申請することも大変ですよねっていう問題に対してLINEのBotを使って解決したのが補助金Botです。
現在プロトタイプですが、LINE Botは以下のようなやりとりをできるようです。
マネタイズプランの方向性なども既に考えられており、すごく社会的価値の高いサービスでした!
表彰式
主催者が想像していた以上にレベルの高いハッカソンとなりました。まずは日曜日を丸々1日使って参加していただいた皆様にささやかながらの参加賞です。
参加賞: スタバ500円券 全員に贈呈
最優秀チーム
優勝チームは、
なんと、、、
チーム2の「社員の体温管理サービスThermo」でした!
優勝チームの4名のメンバー1人1人に対して1万円分のAmazonギフト券をプレゼントです!主催者としてはプレゼントに悩みましたが、一番無難で喜ばれるギフトとなりました笑
おめでとうございます!
特に評価された点は、「完成度」、「実用性」、「事業可能性」のいずれも高かったというのがポイントでした。
将来的にはスマート体温計とも連携して、ぜひ事業化を目指して欲しいですね!
残念ながら優勝を逃してしまった他のチームも全て素晴らしいアイデアと実装力を発揮しておりました。反省点を活かしつつ、是非次回に臨んで欲しいです!
感想
コロナにより世界的な「大きな変化」が起きている真っ只中で、どういうものが価値が出てくるのか「考える」機会を取れる良い時間だったと思います。
GAOGAOにはこのような変化をチャンスだと思う起業家的な姿勢を常に持つ人材が集まり変革を起こしていきます。
参加者全員が純粋に楽しみながら笑いあり、アイデアを出し、形にしていくのを体験できてとても充実した1日となりました。
今回特に印象的だったのは、若手エンジニアたちの「悔しい」という声が聞けたこと。最前線で活躍しているプロのエンジニアと同じチームに混じり、限られた時間と良い緊張感の中で普段は感じない実力の差を肌で体験して、反省しつつ猛烈に学びを感じたとのことです。今後もジュニアからシニアまで楽しめるハッカソンを開催していきたいと思います。
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番外編
発表会後にそのままオンライン飲み会突入。反省会もしつつ、学びを体験した充実した日になったとコメントも皆からいただけました。
飲み会をしながらもついつい技術の話をしてしまうのがエンジニア。taptappunさん による飛び込み技術LTもありました。
GitlabのCIを活用して、サービスの運用を0円で実現したという話です。
最後に
弊社GAOGAOは現在副業含めて30名以上のエンジニアの方が参画し、グローバル(シンガポール、バンコク、ホーチミン、US、日本など)で15件以上お客様の開発のお手伝いをさせていただいております。
今は自粛モードですが海外出張手当もつくようなグローバル案件も多く、絶賛グローバルでスキルを試してみたいというエンジニアの方(デザイナーの方も)いましたらお気軽に @tejitak までご連絡ください。もっと日本から世界へチャレンジするクリエイターが増えて面白いものに溢れていく世界を実現するための仕組みを一緒に作っていきましょう!
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