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エントリーシートの書き方

※2022/3/31 加筆修正
※以下は大学4年生時に公開したnoteになります
青臭い内容ですが、どなたかのお役に立てば何よりです


こんにちは。noteをお読みくださりありがとうございます。高井です。
別のnoteで就活の振り返りを行ったのですが、エントリーシートの書き方・面接対策は追記したい内容が多いので、別記事にて記録しておきたいと思います。このnoteではエントリーシートの書き方について記録します。

1.エントリーシートを書く前に

エントリーシートは書類選考だけではなく、書類選考通過後も社内で共有される提出書類です。エントリーシートの書き方や意義については、下記noteを大いに参考にさせていただきました。500円以上の価値があると思いますので、ご一読をオススメします(有料noteなので下記記事から本noteへの引用は一切行っておりません)。

参考資料:辛辣に就活を語る宇垣 様 note『【実例で語る】倍率250倍を勝ち抜いたES構成術+マスコミ変則ES対応法

2.エントリーシートの書き方 ざっくりver

ESを書く上で忘れないで欲しいのは、新卒のES平均通過率は約50%だということです。偏差値50前後の大学であれば、10社出しても通るのは3,4社くらいが無難かと思います。ちょっと高みを目指せば1,2社。もちろん全部通らないこともあります。
書類選考にたくさん落ちるからといって、過度に落ち込み過ぎないようにしましょう。準備に時間をかけ過ぎるのも禁物。まずはどんどん書類を出して、懸念点は面接を通して払拭していけば大丈夫かと思います。

もちろん、10〜15社以上出して1社も通らない場合は改善する必要があります。書類選考で行き詰まったら、まずは人に読んでもらい、その意見を元に添削を行いましょう。自分1人でドツボにハマらないようにすることが大切です。

参考資料:就活の未来『【ES通過率ランキング】書類選考を通過するためのポイント解説』,2019/12/18更新

①「その企業が求めている人物はどんな人物なのか」考える

企業が求めていない自己PRや志望動機を書いてもしょうがないので、企業にとって適切な引き出しを開け、そうではない引き出しは閉まっておきましょう。もちろん、嘘をつく必要はありません(働きたくない企業の前で無理矢理ニコニコしなくていいです)が、相手にとって見せるべき部分をPRすることは心がけましょう。

②過去に選考を通過したエントリーシートを読んでみる

文体のかしこまり具合などがイメージしづらい場合、Onecareer就活会議といったサービスを使って、選考通過者の履歴書に目を通してみるとイメージがわきやすいです。

③下書き

このとき、自分の書いた文章の文末に「前提」や「背景」といったカテゴリを書かないこと!
WEB上でESを書く場合は改行をされないことも多く、論理構造は全て「接続詞や言い回しを使って」表現する必要があるからです。提出できる文体にしなくてもよいので、まずはざっくりと内容をメモしてみましょう。

④清書

構成を考えたら清書していきます。下記チェック項目を意識しながら執筆してみてください。


☐読み手(人事/現場社員/役員/代表)の気持ちになって書きましたか?
☐企業側はサークルやアルバイトの事情・仕組みを何も知りません。「字面だけ」を追って読み返しましたか?
☐一文書き終えるごとに「だから何(だからどうした)?」と自問してみましたか?
☐「褒められた」がオチのESになっていませんか?
☐あなたが努力したことで何が変わったのか伝わる内容ですか?
☐自問した結果、論の飛躍(説明不足)が起こっていませんか?
☐一人でウンウン唸りながら書いていませんか?
☐OB,OGやエージェント、親や友人に読んでもらいましたか?
☐担当者がES全てを読み終わったとき、貴方はどんな人物だとイメージされると思いますか?
☐そのイメージされる人物像は、企業が求めているものと同じですか?
☐提出書類は全て揃えましたか?



3.エントリーシートの書き方 くわしくver.

個人的にはトップ就活チャンネルのさすけさんの動画がかなりわかりやすかったです。下記を一通り読んだ後はこちらのチャンネルの動画を参考にしながら書類をブラッシュアップしていけば、基本的には問題無いかと思います。
就活で一番大切なことは、就活に関するノウハウをインプットしまくることではなく、自分の脳みそで考えて行動すること(ex:提出書類を練りなおす/面接の練習をする)なので、手か頭を使うことを意識しましょう。

自己PR

基本的には下記の構成に則って記入すれば問題ないと思います。
企業は「入社後の再現性(=あなたが社員になった場合に自社に貢献してくれるか)」を精査しているので、「私の強みは○○です」で終わるのではなく「その強みを活かして入社後に○○したい」まで述べるようにしましょう。ちなみに下記の文体まで丸パクリする必要は全くありません。自分らしさが伝わる文体がおすすめです。

Conclusion(結論):
私のセールスポイントは〇〇です。
Episode①(セールスポイントが育まれた理由):
このセールスポイントは○○という経験の中で身についたものです。
Episode②(セールスポイントを活かした経験):
サークルで/バイトで、〇〇を活かして困難を切り抜けました。
Contribution(貢献):
この経験を活かして入社後は〇〇という役割を果たしたいと考えています。
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(例)わたしは、人と会話をするのが好きな方で、相手からは笑顔に癒されると言われることが多いです。以前アルバイトで飲食店の案内係などを担当していたことがありました。その際にお客様を席へご案内するまでに時間がかかってしまったことがありました。その時に申し訳ないという気持ちを伝えながら笑顔で接客していると、お客様からそれほどのクレ-ムはありませんでした。笑顔とともに席まで注文を取りに行った際に、お待たせしたことのお詫びやゆっくりと楽しんでいただきたいという声掛けもしました。お帰りの際にお客様から「ごちそうさまでした。」と声を掛けていただきうれしかったのを覚えています。このような笑顔の接客でリピーターを増やすことができ、売上げにも貢献できたのではないかと思っています。貴社でも笑顔を絶やさずに業務に貢献して参りたいと思います。
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引用元:就活の未来『セールスポイントを履歴書でアピールする際の書き方と例文』,2020/3/30更新

ガクチカ

"よく就活生が学生時代に頑張ったエピソードとして「サークルの幹事長をやっていました」「アルバイトリーダーとして2年間経験を積みました」「ゼミの室長をやっていました」などがありますが、自分がどう行動して成果を挙げたのかという点が無ければ、エピソード自体に価値はありません。
見方を変えると、たとえ結果が派手なものではなくても自分なりのアクションや思考の跡がみられれば、それは評価の対象になります。"
Conclusion(概要・結論):
私が学生時代に頑張ったことは〇〇です。
Situation(前提):
なぜなら私は〇〇という状況で〇〇という結果を出す事ができたからです。
Task(問題点):
結果を出すまでには○○という課題がありました。
Action(行動):
この課題を解決するために〇〇すれば良いのではと考え、○○という行動に移しました。
Result(結果):
行動の結果〇〇という状態に改善することができました。
Contribution(得た学び・会社で貢献したいこと・会社を選んだ理由):
この経験を〇〇という形で活かしていきたいと考えています。
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(例)私が学生時代に頑張ったことは、大学のテニスサークル活動です。
約300名が所属する大規模なサークルで、私はその中で経理としてサークル活動日の徴収やイベント開催の経費管理をしていました。所属メンバーが100名を超えたあたりから活動費の収集漏れが発生し、サークル全体で大きな課題となっていました。私は、サークルへの活動参加率と活動費の支払い状況に関係があると感じ、メンバー全員の活動参加率と支払い状況をまとめました。調査の結果、活動率が20%未満のメンバーに支払いが遅れる傾向が判明したため、そのメンバーに対しては早めにアプローチすることを心がけました。結果として、私が担当していた年の活動費の徴収漏れは0件となり、課題を解決することができました。この経験から、頑張るポイントを見極めて、ボトルネックを解消する重要性を学びました。
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引用元:インターンマガジン『ガクチカの書き方と例文一覧!人事に刺さる5つのポイントとは?』,2020/6/17更新
参考資料:リクルート 就職ジャーナル『平凡でOK!「学生時代頑張ったことない」人も必ず見つかる、魅力的なエピソードのつくり方』,2019/12/19更新

志望動機

志望動機は、大きく「その会社の何に魅力を感じたのか(=what)」と、「なぜ魅力を感じたのか(=why)」の2つで構成します。 その際に就活生が陥りがちなのは、「what」に重きを置いてしまうこと。ところが、企業は「what」にはさほど注目していません。企業が志望動機を見る際に注目しているのは、「why」なのです。 というのは、企業が志望動機を通して知りたいのは、「この会社で働くに当たって十分なモチベーションを持っているか」ということだからです。 仕事の成果は、能力とモチベーションの掛け合わせで最大化されるもの。企業は、志望動機を通して、本人の能力を最大限発揮できるくらいにその企業の事業や業務に動機づけされているのかどうかを知ろうとするわけです。 そして、その際に注目するのが「why」の部分です。企業に対して魅力を感じた理由には、その人のなんらかの価値観や判断基準が必ず存在します。その価値観や判断基準に至った背景や経緯が、本人のライフヒストリー(成育歴)に基づいているような、根っこの確かなものであれば、仕事で大変なことがあっても踏ん張って頑張ってくれると判断できます。
引用元:リクナビ就活準備ガイド『プロに聞く!就活で志望動機を書くときのポイント【例文あり】

また、「一発で」「他社で使い回せないレベルの志望動機を」「完璧に」作り上げる必要はありません。まずは業界レベルの志望動機を練り、そこに肉付けしていくかたちで「その企業でしか通じない志望動機」ができれば大丈夫です。恐らくほとんどの方が30~50社以上のエントリーシートを記入することになりますから、初めから完璧を目指して挫折することのないように気を付けましょう。長期的に書き続けられる方法で応募書類を改善していくことも大切です。

4.伝わる文章の書き方

エントリーシートは応募書類である前に「文章」です。就活サイトばかり参考にしていると、型にはまった面白味のない文章になってしまうこともしばしば。面白くない文章では採用担当も読みたいとは思ってくれません。たぶん。
そこで自分は「文章を書くスキル」を磨くことも意識して、ESを書いていました。購入したのは下記の書籍です。

基本的な「文章の書き方」について学ぶだけでも、
☐主語と述語がねじれていないか。
☐同一の情報がまとめて書かれているか。
☐受動態を多用していないか。
☐事実と意見を分けて書いているか。
といった、客観的な「わかりやすさ」の判断基準を学ぶことができました。

5.おわりに

いかがでしたでしょうか。
自分は4年生の夏くらいまで1人でウンウン唸りながらESを書いていたので、(恥ずかしがらずにもっと早く誰かに読んでもらえばよかった…)という後悔があります。
ESを書く→家族/友人/OB,OG/エージェントの方/新卒ハローワークの方に読んでもらう→添削していただいた後に修正→書き直し…というサイクルをまわすことを意識して書類選考と向き合いましょう!

長文お読みくださりありがとうございました。
納得のいく未来がやってきますように。

「ほ~ん、なかなかよかったですよ。」と思われた酔狂な方は、以下よりサポートいただけましたら幸いです。気が向いたときだけで十分です。ありがとうございます。