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凡人のための就活入門③ ~ESはとにかく書いてみる~

※2022/3/27 加筆修正
※以下は大学4年生時に公開したnoteになります
見返すと青臭い内容ですが、どなたかのお役に立てば何よりです


こんにちは、高井です。
前回のnoteでは、自分が実際に利用した「登録サービス」について書きました。今回のnoteでは、エントリーシート作成の流れについて記録しておきたいと思います。

ありがちな疑問

書類選考に関するアレコレを書いていく前に、学生が抱きがちな、というか実際に自分も疑問に思った諸々について書いていきます。

①職歴にバイトって書いていいの?

アルバイトは基本的に職歴扱いされないので「書かない」もしくは「アルバイト入社/退社」と書くそうです。バイトリーダー等の経験は自己PR欄に書けば十分なはず。企業の長期インターンや長期アルバイトに参加した方はアピールも兼ねて書いておくと◎。

②修正液や修正テープ、二重線での修正ってアリ?

線や汚れを消す程度なら許されるかもしれませんが、文字を書き損じたら基本的には書き直すのが妥当かと思います。また、丸カッコなどのような情報を補足する記号もあまり使わない方が良さそうだ、と感じました。

③ESに書く内容って企業ごとにガラリと変えた方がいいの?

自分も当初は変えるべきかと思っていましたが、結論としてはあんまり変えない方がいいと思います。理由は下記2点です。

①スケジュールが過密になってくると、面接の前に「ここの企業はどんな自己アピールしたんだっけ?」とESを読み返すのがしんどくなるから。
②企業に合った自分を捏造しているとボロが出る可能性が高いから。

基本的には2,3パターンのテンプレを用意して、業種や業界によってそれらに修正を加えるやり方がベターかと思います。

④自己PRやガクチカ、志望動機ってコレで大丈夫…?

もうこれはしょうがないのですが、最初の方に受ける企業のESは上手く書けないです!(仮に第1志望の企業の選考が早い時期だったとしても、上手く書けないものは書けない)。自分も15社くらい書いた段階からやっと文章が垢抜けてきた気がしています。
エントリーシートは選考を何度も経験しながら改善していくしかありません。少しでも行き詰まったと思ったら、エージェントさんや大学のキャリアセンター、新卒ハローワークなどで相談してみましょう。

⑤留学経験を書くと、海外派遣に行かせられちゃったりするんですか…?

これは実際に面接官の方に言われたことあるのですが「留学経験で海外派遣を決めることは100%ない」です。1年以上の留学経験や実際に英語で活躍した経歴等が無い限りは、海外派遣を打診されることは十中八九ないと思います。

⑥どんな文体で書いたらいいのかわからない…

選考を受けた人や、選考通過者のESを調べてみるのがオススメです(onecareer就活会議など)。「自己アピールの内容が違うのに、選考を通過した人のESを見ても意味あるの?」と思うかもしれませんが、この工程を挟むことによって「文章のテンション」を知ることができ、自分がこれから書くESを具体的にイメージしやすくなります。何はともあれ一文が長くならないように!

⑦「御社(おんしゃ)」と「貴社(きしゃ)」って何が違うの?

話すときは「御社」、文章を書くときは「貴社」と表現します。

⑧封筒に書く宛名って「◯◯様」と「◯◯御中(おんちゅう)」どっち?

採用担当者個人宛てに送るなら「様」で、企業や人事部に送る場合は「御中」です
履歴書を郵送する場合は、添え状もつけるとかっちりキマります。しんどかったらナシでも許されると思います。

エントリーシート作成の流れ

①自己分析をする

履歴書やESで求められる「ガクチカ」や「自己PR」を作成するにあたって、自己分析が全てのスタートです。自己分析は早ければ早いほど有利です。一年間就活してみて、個人的には自己分析と企業研究が最も時間を割くべきポイントだと思っています。

具体的な方法としては、

・マインドマップを作成する(mindmeisterがおすすめです)
・紙に書き出してみる
・自分史を作成する

などがおすすめです。

一番のおすすめはWEBのツールに頼ってマインドマップをつくること。紙と違って時間もかからないし、とっ散らかりにくいです。
↓自己分析の考え方はネットにたくさんあがっています↓

リクルートの調査により、企業は採用において学生の「人柄」「企業への熱意」を最も重視することが分かっています。
「私はこんな人間です」「私はこんなことがやりたいです。だから御社を志望します」と言えるようになるためには、入念な自己分析が必要です。
「 入念な自己分析・・・」どのようにしたらいいのでしょうか。
そこで賢者の就活では、内定に近づく自己分析のやり方をご紹介します。

自己分析のやり方5ステップ|自己PR・志望動機が簡単に作れる方法を紹介

ただ、自己分析をしなければならないとわかってはいるものの、「具体的にどうやればいいのか」「どこまでやればいいのか」と思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、本記事を読めば自己分析が完結できるように、7つのステップにまとめて解説しています。

【内定に繋がる自己分析の7ステップ】就活における自己分析のやり方・方法とは

②他己分析をする

一緒に就活をしている友人や家族など、親しい人に協力してもらう方法です。兄弟や先輩などに「自分を誰かに紹介するとなったら、どこをどんな風に紹介するか教えて欲しい」と頼んでみましょう。
「何を話したらいいかわからない」と言われたら、長所や短所、第一印象など部分的な回答だけでもありがたく頂戴しましょう。

③記入する

次は志望業界に合ったESを書けるように、業界研究もざっくり行います。
例えば、広告業界では「読み手を楽しませる・唸らせる」といった創意工夫が求められたので、必ずしもテンプレートの文面に準拠する必要はありませんでした。
(例)白紙のスペースを自由に使って自己PRしてください

また、下書きをするときは、自分の書いた文章の文末に「前提」や「背景」といったカテゴリを書かないようにしましょう!
これは、実際にWEBでESを書くときは改行されない場合が多く、論理構造は全て「接続詞や言い回しを使って」表現する必要があるからです。実際にESを記入するときは、

・一文を60~70文字前後にすること
・一文書き終えるごとに「だから何(だからどうした)?」と自問してみること
・一人だけでウンウン悩まず、積極的に人に読んでもらうこと

を心がけるのがオススメです。

ちなみに、ESの平均通過率は50%だそうです。10社提出しても5社通るかどうか。ちょっと高みを目指せば2,3社しか通らないわけで、もちろん全部通らないことだってあります。あんまり書類だけで落ちるようだったら、まずはエージェントさんやOGOGに読んでもらって、その意見を元に添削を行いましょう。自分1人でドツボにハマらないようにすることが何よりも大切です(自戒)。個人的には宇垣さんのnoteは学びが多かったのでオススメします。
また、自分は純粋に「就職活動問わず、わかりやすい文章が書けるようになりたい」と考えたので、下記の本を趣味で購入したりもしました。主語と述語の関係や、助詞、二重否定など、「文章の書き方」についてシンプルに説明されており、わかりやすかったです。

④提出前にチェックをする

エントリーシートが書けたら下記項目をチェックしましょう。

□締め切りに間に合うか(郵送必着なのか、メール送信なのか)
□提出書類は全部揃っているか
□結論ファーストで書かれているか
□採用担当に「なんで?」「どんな?」「どうやって?」「誰が誰に対して?」と言わせない文章になっているか
□第三者に読んでもらったか

おわりに

今回は『凡人のための就活入門③ ~ESはとにかく書いてみる~』と称して「書くこと」にフォーカスした内容でお届けしました。
就活サイト, note, Twitter, Instagramなど、ちょっと調べれば色んな人がエントリーシートの書き方について言及しています。だからこそ、書き方を調べる→書く→人に見せる→フィードバックを貰う→書く→人に見せる……と、文章を洗練していくためのトライ&エラーを怠らないこと最重要だなと感じました。お読みいただきありがとうございます。続きはこちらです。たぶん次で終わります。

「ほ~ん、なかなかよかったですよ。」と思われた酔狂な方は、以下よりサポートいただけましたら幸いです。気が向いたときだけで十分です。ありがとうございます。