一人で出掛けられなくなったのは 精神疾患を患ってからだ 誰かの為に出掛けるのはある程度できるのに 自分の目的の為に出掛けるのは体力を使う 車、バス、電車。 全てが辛くてしんどくて 目的地に着いた頃には疲労困憊。 行き帰りだって実家暮らしで親の都合に合わせて 帰りたい時間に帰れないのが億劫だ 一人の時間がほしい 他人の生活音が入らない場所 家族の笑い声も遠くで聞こえるたび 息苦しくなって どうしようもなく不甲斐なさを感じるから 友人が幸せそうで羨ましい 母になり子を産み平凡
いつも思う 大切な誰かと喧嘩をする度に 考えが上手く纏まらなくて 感情そのままそっくり伝わればいいのにって 私が泣く理由、私が傷ついた理由 全部痛みさえ伝われば 貴方は困った顔などせずに 一緒に泣いてくれたのでしょうか 一緒に傷ついてくれたのでしょうか そんな夢のような話を想像しては 馬鹿みたいだなと呆れて自分に笑ってしまう 美味しい、みたいに 単純でいいから 感情を2人で切り分けて 大きい小さい関係なく 同じ味を味わえたら どれだけ幸せだろうか 不幸も、そしたら不幸
お風呂が好きになったのは 中学生の頃に始まった虐めからだ 洗い流したら悲しさも溶けた気がして 排水溝に溜まるのは ストレスで抜け落ちた髪の毛だけだから 勘違いでもいいから 傷ついた、なんて感じたくなかったから 目で得られる情報で満足するように意識して 陰口も面と向かって言われる悪口も 教室で女子同士の回ってくる手紙が私だけには 回ってこないことも 押し付けられた部活の部長も 机の中に入れられた未使用のコンドームも 大事なものはいつも放課後のゴミ箱の中にあることも 帰りのバ
2020.6/2 ここでも活動を始めていきたい 写真と詩を両立させてゆく