Gift02_向山さん

私との面談では、自然体でいてほしいんです。『バリ活‼』向山史織さんが語る、学生への想い。

こんにちは!ていねい通販noteのインタビューを担当するYuriです。
今回Vol.2でご紹介するのは、ていねい通販の採用担当・榎本が学生の時に就活でお世話になり、今でもお付き合いのある、株式会社アークティブで『バリ活‼』というベンチャー志向学生向けのエージェントサービスを運営している向山史織さん。数多くの学生と向き合い、企業との間を取り持ってきた向山さんの人を思う気持ちをお聞きします。

<プロフィール>
向山 史織 / むこうやま しおり
1993年生まれ、静岡県出身。2016年3月に立命館大学の国際関係学部を卒業後、2016年4月、株式会社アークティブに入社。新卒で東京勤務を経て、2017年9月から関西勤務。ベンチャー特化型の人材紹介サービス『バリ活‼』にて学生面談を担当。趣味は囲碁。最近ハマっていることはボルダリング。
Twitter:https://twitter.com/mukouyama4130

どんな時も、学生の気持ちと納得感が一番大事。

ーー普段のお仕事内容を教えていただけますか?

『バリ活‼』というサービスで学生面談を担当しています。実際にどのような会社を目指しているのかヒアリングして、そこに合う企業を紹介する形ですね。面談した後の子たちと連絡を取ってアフターフォローもします。ただ、学生はいろんな悩みを抱えているので、会社選びの話題に限らず話を聞いています。

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具体的な流れだと、学生から企業選びの軸を聞いて、A社の説明会につないだり、B社との個別面談をセッティングしたりしていきます。それぞれ実際にA社、B社と会ってみてどうだったかを電話で聞かせてもらい、ここでマッチングしていたかを確認しています。

紹介したあとに「企業の人事担当者とこんな話をしたんですよ!」と学生が色々話してくれていると「本当ですか!」と自分のことのように嬉しくなりますね!

ーーそれも踏まえた、向山さんのお仕事へのこだわりはありますか?

私の個人的な思いよりは、学生にとっていいなと思える会社に繋ぎたい気持ちが強いです。ていねい通販を含め、大好きな企業は沢山あるのですが、学生にとっての働き始めの一社目というのは、その方の人生に多くの影響を与えるのではないかと私は思っています。

ーーいくら社会的に「いい会社」と広く評価されているような会社であっても、必ずしもその学生さんにとってはいい縁ではないかもしれない、ということですかね?

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そうです。例えば、ある学生さんがA社とB社で選考が進んでいたとして、最終選考のフェーズです。という時に、学生さんがA社の方がいいと思っていても、私はB社の方が合いそうだなと思うことがあります。そういう時は、A社の方が良いと言っている学生さんの気持ちを尊重します。学生本人の納得感を大事にしているので、絶対B社の方が良いですよ、というような押し付けはしないようにしています。

学生さんの気持ちでいくと「この会社に入りたい!」という強い憧れを持っていた場合、第三者から「こっちの会社の方がいいよ」と言われてもいまいちピンとこないことが多いと思います。でも別にそれはそれでいいんです。そのタイミングでは私がおすすめしたい会社は紹介しません。その子が第一志望に対し、なんらかの違和感を抱いたり、また相談してくれたら紹介するとか、タイミングを見計らっています。何にしても、学生さんの気持ちを一番にしています。

サービスと人が大好きだからこそ、頑張れる

そもそも、『バリ活‼』は学生のために作られたサービスなので、他者目線でサービスをよりよくしていきたい思いは社員全員が持っています。だからこそ私も、学生の視点を常に持ち続けていたいです。

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ベンチャー志向の子は結構仲間内では孤独になってしまいがちで、頑張りたいと思っていても「もっと安定した給与をもらえる会社に入ったら?」と親やゼミの先生から言われたり「ベンチャー見てるなんて意識高い系なの?(笑)」と友達から言われてしまったりしていることも。

どうやったら彼らを支援できるのか、そして彼らにとって良い『バリ活‼』らしい企業ラインナップを揃えられるのか、常にアンテナを立てています。

ーー向山さんは入社する前からサービスを知っていたのですか?

そうです。もともとは私自身もベンチャー志望だったので、とにかく数を受けまくっていました。当時は、事業内容よりも企業の「理念」や「思い」を重視して見ていましたね。偶然参加したあるベンチャーの説明会で、ベンチャー向け採用支援事業を知って、めちゃくちゃピンときたんです。「本気でベンチャーを見ている学生の支援こそが、自分のやりたいことだ!」と。

ちょうどそのタイミングで、就活生からの口コミで『バリ活‼』を知り、ユーザーとしても数回使って、すごく興味が湧きました。当時の運営メンバーから「学生ファースト」を掲げて学生の気持ちに寄り添った支援を本気でしようとしていることが伝わってきたので、入社を決めましたね。実際に入ってからもすごく良い会社に入ったなあと実感しています。

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ーー向山さんの話を聞いていると、本当に仕事が好きなんだなと感じます!

はい!そもそも、私は人のことがめちゃめちゃ好きなんです(笑)。仕事を始めてからより人が好きになっていきました。会社を通して出会った学生さんのことも大好きですね!

幼い頃は委員長タイプで、周りのことをよく見ていたい、という気質でした。困っている子 を見ると、放っておけなく、声をかけてサポートをしてみたりとか。人の気持ちを推し量りながら、何かをするのはいつからか自然と得意になりました。

今の仕事でいうと、「成長したいです」という学生さんがいた場合、学生さんによってバッググラウンドが全然違うので、まずは「成長」をどう捉えているのか確認します。自分のスキルが上がると、お金を稼げるから成長したい。という方もいれば、誰かに貢献したいという気持ちの方もいます。ひとりひとり、目的に至るまでの経路が違うことを知って、より人に関心を持ちましたね。

私の前では、みんな「いつも通りの自分」でいてほしい

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ーー多くの学生と日頃から接していると思うのですが、普段人と関わる上で意識していることはありますか?

相手には自然に話してほしいなと思っているので、普段の言葉遣いに気をつけています。仲が深まってきたら「やっぱりそう?」「だよね!」という感じで、同じ目線に立つことを意識しています。学生が普段から使っているような言葉を自分でも使い、相手の気持ちを汲み取ろうと意識してます。

就活って学生が緊張している場面が多く、自分を良く見せようと思ってしまうじゃないですか。それは本人にとってもしんどいと思うので、私と話すときはそのままでいいんだよ、と伝えてます。

自然体で接していくこと、質問を日頃からたくさんすることはかなり心がけてますね。

ーー逆に、学生から学ぶことはありますか?

沢山あります。コミュニケーションのどこを切りとっても、相手を思う気持ちが出てくる学生を見ると、素敵だなと感じます!例えばLINEのやりとりって、本当にその人らしさが出るんですよ。「承知しました。」だけの業務連絡ではなく「承知しました。こんな素敵な企業を紹介してくださり本当にありがとうございます!」と言ってくれると「相手を心地よくさせるコミュニケーションだなぁ」と思い、すごく感動します!

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ーーこうして企業との間に入ってくれる方がいたら、学生にとってもすごく安心感があっていいですよね。

たったひとりで自分に合う企業を探すのって、すごく難しいですよね。大手のナビサイトを見ても、どの会社も似た感じに見えてしまうし・・・。 なので、私のようなエージェントさんに頼ってくれると嬉しいです!

ただただ、学生と一緒に歩んできた気持ちです

ーー学生との関わりで特に記憶に残っていることはありますか?

とくに印象的だったのは、とある学生さんがていねい通販の会社説明会に参加した後の出来事です。「私が大切にしていること、そのまんまだったんです~!」と報告してくれて。彼女が今まで見てきた会社の説明会では「ビジネスはそんな甘くないよ」と言われ続けてきたらしいのですが、ていねい通販は真逆だったそうで。ビジネスどうこうではなく“関わる人を笑顔にしたい”という本質的なキレイごとを、この会社では大切にしていいんだ!と衝撃を受けていました。

その様子を見て一緒に喜びながら、もう他の企業さんを紹介するのは一旦やめて、見守ることに徹しました。

彼女は、内定が出た直後「私の就職活動を一緒に駆け抜けてくださった向山さんにも報告したい!」と、親御さんへの報告とともに、私にもすぐに電話で報告をしてくれました。

ーー当時の様子が想起されるような素敵なエピソードですね!

はい。ただただ、一緒に歩んできた気持ちですね。普通の「エージェント」としての関わり方とは少し違っていたかもしれませんが、貴重な経験をさせてもらいました。

内定承諾をしてくれた瞬間もですが、紹介した時点で「ピンときました!」と言ってくれることも嬉しいですね。本人が言語化できなかった気持ちを、自分の言葉で話してくれたときや、心が動いた瞬間に立ち会えることが本当に、嬉しいです!

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エージェントの介在価値として、企業と学生の間をとり持つだけではなく、学生のありのままの姿をそのまま受け入れて伴走している向山さん。損得感情を持たずに、目の前の人に向き合い続ける姿は、一人の人として本質的で素敵だなと感じました。
そして、「自分がどうあるべきか」以上に「どうありたいか」を考えて行動することが大事だと教えてもらいました。

次回もお楽しみに!

取材・文/川口 ゆり(Twitter
編集・撮影/榎本 妃世里(Twitter

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