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事実と虚構のあいだ

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いつか、どこか、だれかの物語。
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記事一覧

【セルフ夢分析】雨夜のグレートマザー

別れた夫と仕事の話をするために、雨の夜に待ち合わせ。覆い被さる愛、貪る愛、与えっぱなしの…

TEI_KAN
3年前
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カウンセリングの神様(その④ 完結編)

赤いブランコに現れた白猫。はたして、白猫は使者なのか。ぼくは目的を遂げて事に東京へ戻れる…

TEI_KAN
3年前
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カウンセリングの神様(その③糸島編)

銀座8丁目で糸島半島へのポータルが開いた。ぼくは、糸島半島の赤いブランコに11時までに座る…

TEI_KAN
3年前
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カウンセリングの神様(その②銀座編)

おそらく人生で最初で最後となるだろう、銀座8丁目の夜。大人のテーマパークに踏み込んだぼく…

TEI_KAN
3年前
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カウンセリングの神様(その①睡魔編)

ぼくは、睡魔とカウンセリングにおける一つの法則を発見した。そして唐突に思い出した。カウン…

TEI_KAN
3年前
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ブルーグレーの空に螢

学生時代、『女の子を泊めてあげるだけのオトコ』だったぼくは、今や超しっかり者の7歳下の妻…

TEI_KAN
3年前
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トイレットボウル・ラプソディ

ある日、うちのトイレが見たこともない姿に変化した。「まずい、まずい」が口ぐせの気弱な僕は、妻が帰るまでに日常を取り戻せるのか。 1.いつものトイレじゃない  今日は在宅ワークの日。妻は仕事に出ていて、小学生の息子はついさっき学校から帰ってきたと思ったら、宿題もそこそこに遊びに出かけてしまった。  30分もしないうちに、息子が友達を3人連れて戻ってきた。息子は玄関を入るなりトイレに駆け込み、「もれる、もれる」と叫びながら用を足した。  ずいぶん慌てているな。嫌な予感。子ども