あなたの心を撃ち抜く傑作「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」
どうも。定時退社マンです。
今回は、定時退社マンのオールタイムベストムービーのひとつでもある「 セント・オブ・ウーマン 夢の香り 」をご紹介します。
アル・パチーノの圧倒的な演技力
本作は、世界的に高い評価を受け、そのセリフの力強さから、観る人を魅了する傑作です。
私が、この作品を最初に観たのは、大学生前半あたりだったかと思います。
観た後の衝撃は凄かった。
本作の魅力として、アル・パチーノの演技力が挙げられます。
目の演技がとにかく魅力的。
目の配り方が細かく、本当に盲目なのではないかと思わされる程です。
また、盲目となり自暴自棄になってしまったアル・パチーノ演じるフランクは声を荒げ、口を開けば暴言を吐くのですが、その姿にはいつもどこか沈みきった心の哀しみを感じさせられます。
これも、アル・パチーノの演技があってのものだと思います。
人の本質を引き出す才
訪れたレストランで、フランクは男性を待つ女性を誘い、タンゴを披露します。
本作を象徴する有名なシーンですが、このシーンは本当に美しい。
さっきまでのノンストップ暴言おじさんと同一人物か疑う程、美しく舞います。
そして、女性も心から楽しそうに踊ります。
人間の本質を引き出すのも、フランクの才なのでしょうか。
アル・パチーノ先生、どこまで魅了するのですか!
心を打ち抜くセリフ
本作の最大の魅力は、心を撃ち抜くようなセリフにあると思っています。
ストーリーを通して、「生きるとは何か」といった「生」を感じさせられるんですよね。
のらりくらりと障害を避けて、生きがちな私には刺さる、刺さる。
また、物語終盤のフランクによる演説シーンは、観てきた今まで観てきた映画の中でもトップクラスに好きなシーンです。
「 潰された魂に義足はつかない 」
演説の中の有名な一節です。
物語を通して観てきたからこそ、最後の演説シーンは圧巻であり、魂を揺さぶられる、そんな感覚を覚えます。
最後に
本作は、まだ観ていない全ての方に観て頂きたい作品です。
今の自分はこのままじゃいけない、変わらなければならない、そういった想いにさせるのではなく、自分の生きる道を正しい方向に押してくれる、進む勇気をくれるそんな映画です。
少しでも気になったら、是非チェックしてください!
では!