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2022年3月の記事一覧
身体の先端が剣道を制する「肘」の極意。読むだけで、全身を使った剣道のコツがわかる
前回の記事内容と被る部分があるのですが、今回は、身体の「末端」について、かっこよく言うなら「先」についての重要性について語っていきます。
人間の場合、重さを物理的に軽くすることは出来ないのですから、技においては必然的に相手を不安定な状態にすること、つまり、崩しなどによって小さい力で相手や竹刀を動かします。竹刀を動かすには必ずある程度の力は必要になりますが、この上手に使いこなすには、「先」の技術が
天才の極意:誰も教えてくれない内部の姿勢形成論。指導を受けたり、昇段するごとに動きが下手になる「大人剣道」に対する警告
この記事は、私の剣道基礎マガジン
こちらを読む前に一回「警告」として、必ず読んでいただきたいです。
三流は、自分のやっている通りに指導して、できなかったら叱る
天才は、カラダの動かし方は人それぞれだから、打ち方も感覚も人それぞれ自分でその感覚を習得してカラダで身につける
この「差」というのは、いくら剣道の書籍を読んだところで一生埋まりません。剣道をやる以前の「身体の動かし方」、そして、身体
「筋膜」に宿る「張力」で安定した姿勢を内部から作っていく
前回、筋肉を意識してそれが自由に動けるようになる方法について語りましたが、実はそれだけでは不十分で、筋肉を包んでいる「筋膜」が自由になることが大事であるということが近年注目されました。
筋膜とは、「筋肉を包む膜」です。いくら中身の筋肉が緩んでも、包み紙の筋膜が固まったままでは、中身もまたすぐ固くなってしまうため、筋肉が緩むには筋膜が緩んでいる必要があります。構造的にはコラーゲンとエラスチンという
身体物理基礎③ 地球の回転軸をみると、私たちの身体は反時計回りに動きやすいように進化している
前回、当たり前のように「重力」というものが存在して、それを利用する身体の操作を目指すことを記載しましたが、地球に起こっている力というというのは「重力」だけではありません。
私たちは「地球という回転している球の表面に住んでいる」という事実を改めて認識しています。回転している球の表面は、静止している平面とはかなり異なった複雑な動きをしています。すると、身体を構成している個々の微粒子も、その地表の運動
身体物理基礎④ 「浮力」。何故、剣道で力んではいけないのか
前回、「重力」の話はしたのだが、下向きの地球の「重力」に拮抗して、それと釣り合う、上向きの力というのは厳密に何なのであろうか。何故、物体は静止状態を保てるのか。カラダを構成している微細な粒子は、身体というシステムの中で、そのシステムという秩序を保ちながらも、三次元的にその位置を変えられることが保証されなければならない。今回は重力の抗力、つまり、身体の中の「浮力」について語っていく。
海岸の近くに
「遠目の目付」を習得する!最強の目の使い方 コテを打つ時、コテを凝視してはいけない理由
これまでの話から、おさらいとして、姿勢は、視覚、内耳感覚、筋感覚の3つの要素でバランスを取りながら制御されています。この「note」では姿勢を重要視することから視覚の部分もケアしていかなければなりません。ところで、現代人は極端な視覚優位になっているので、大半の方は目は緊張して凝り固まっている状況でしょう。基本的には目を鍛えるというよりも目を緩める・視野を拡げる・姿勢を安定させるということを焦点にお
もっとみる「耳」で、全身をほぐし、美しい姿勢を形成。剣道の運動能力を飛躍的に向上させる
皆さん、「耳」と「剣道」が関係あるのかと思われるかもしれませんが、とんでもない。「目・耳・鼻・口」といった感覚器官が脳・神経・消化器に影響を及ぼし、全身の筋肉の筋収縮に影響を及ぼしております。そして、現代人は無意識に身体を緊張(筋収縮)状態にさせている。そうすると、身体が固まって自由に動けなくなってしまいます。人の身体は柔らかいと動きます。人の身体を固くするときというのはパワーを集中させるときだけ
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