見出し画像

vol.63 手紙を出したくなる日【手紙の助け舟】

こんにちは。
喫茶手紙寺分室の西川侑希です。
夏も本番になってきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

ふみの日

7月23日は『ふみの日』でした。
7月は旧暦で「文月」ということと、23日が「ふ」「み」と語呂合わせされるため、7月23日を『ふみの日』として、1979年に郵政省が定めたそうです。
 
毎年この日は手紙に親しむイベントが全国で開催されています。「ふみの日」切手が発売されたり、特別な消印の押印サービスがあったり、ワークショップが開催されたりと毎年楽しみにしている方も多いと思います。
 
7月23日に発売される「ふみの日にちなむ郵便切手」(通称 「ふみの日切手」)は通年で使用できるデザインのものが多く、今年も幸運を運んでくれそうな青い鳥のデザインです。

https://www.post.japanpost.jp/kitte/collection/archive/2022/0722_01/ よりお借りしました


手紙の歴史を感じる「郵政博物館」

手紙と切り離せないのが「郵便」ですね。
ちょっと前になりますが、東京スカイツリータウン・ソラマチにあります「郵政博物館」に行ってきました。
郵便にまつわる歴史や物語、関連する資料が展示されています。私が最も興味をひいたのは、最初のポストです。
日本で郵便制度が始まった1871年に最初のポストもできました。
名前は「書状集箱しょじょうあつめばこ」。

都市用の書状集箱と黒塗柱箱

東京から私の住む愛知県名古屋市までの郵便料金は一貫百文。当時の通貨の価値に詳しくないのですが、現在の封書の郵便料金84円と比較するとかなり高額だと推測されます。
当時は時間もかかったことでしょう。
それでも、遠く離れた人へ、情報を気持ちを届けたかったのですね。

23日は毎月やってきます。
毎月の「ふみの日」に誰かに手紙を書くというのもよいかもしれませんね。
 
それでは、また。
お体を大切に充実した毎日をお過ごしください。

―――――――――――――――

西川 侑希(にしかわ・ゆき)|喫茶手紙寺分室 note ライター
手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント
愛知県名古屋市生れの名古屋市育ち。広告代理店で営業職として勤務したのち、メーカーで商品企画と広報を担当。「文具店が開ける」と言われるほどの文具マニア。
1年間で手紙を書く枚数は500通以上。最近は読書と釣りが趣味。
Instagram  https://www.instagram.com/yuki__nishikawa/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?