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【娘におくる手紙】1歳4か月、一緒に生きてる。

これは、母から娘への手紙です。
2022年の夏、ひいおばあちゃんの生き写しみたいにそっくりな顔で生まれてきた娘。まばたきするくらい早く過ぎていく日々を書き留めて、娘が大きくなった時に渡せるよう、手紙にして残すことにしました。


▼1歳3か月、おとな顔負け。

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こんにちは。今月も手紙を書きます。

最近のあなたは、保育園が大好き。
毎朝ご飯を食べて歯磨きをするルーティンが終わると、次は保育園に行く、というのを覚えているので、自分で揚々と靴下を取りに行きます。
あなた専用の洋服ケースの左側、上から2番目が靴下だと知っているので、いつもそこから引っ張り出して、「履かせて!」って玄関でスタンバイしています。
たまに履きたい靴下が2足あって「両方履きたい!」とお願いされます。ちょっと困ります。

保育園はほかのママたちと交流しなくちゃいけないのかな、とおびえていたけれど、送り迎えのときもみんな手短に帰っていくし、時間が重なる人もあまりいません。
だから、半年たっても連絡先を交換した人も、いわゆる  ” ママ友 ” もいません。これが現代なんだなと思いました。ちょっとホッとしています。

担任の先生は、元気で明るくて朗らかで、子どもにもお父さんお母さんにもいつも感じが良くて、保育園の人気者の先生といった感じのすてきな人です。
廊下で会う違うクラスの子にも「●●くん久しぶりー!●●上手になった?」みたいに、一人ひとりを細かなところまで覚えて声をかけていて、すごいなぁと思います。
だからあなたも、担任の先生が大好き。
朝、遊びに夢中で保育園に行こうとしないときには「●●先生に会いに保育園行こう!」というと、そうだったそうだったと言わんばかりに玄関に向かっています。


この間、保育園で面談というものがありました。
●ちゃんはお昼寝を自分からちゃんとしてくれます(家では遊びたくて泣いて逃げ出すのに)、とか、お昼ご飯の副菜はまだあんまり食べてくれません(これは家でも同じです)、とか。あなたの保育園での様子をいろいろ聞きました。
それから、面談の最後のほうに、「●ちゃんとお母さんって『一緒に生きてる同士』って感じがするんです」と言われました。
赤ちゃんとママという感じがしない、と言っていました。

ほかのお母さんたちが子どもにどう接しているのかがあまり分からないので「そうなんですねー」となんだか間抜けな返事をしながら、帰り道で先生の言葉を思い出して、たしかにあなたが生まれたときから赤ちゃんだと思ったことがあまりないかも、と考えていました。
あなたという人格は生まれたての赤ちゃんのときも、今も、大きくなっても同じ。
だから赤ちゃんことばで話しかけたり、すごく大げさにかわいがる、みたいなことにちょっと違和感があって、小さな友だちに接するようにしているかもしれません。
保育園の帰り道でも「やっぱり秋のにおいっていいと思わない?」とか、「さっきのわんわんはちょっとすましてたよね」とか。そういう話をしています。
まだ会話は出来ないけれど、あなたはきっと全部分かっているので、お母さんはあなたとのお喋りがとても楽しいです。

あなたが生まれる前から、ひとりですごくきれいなものを見たときやおもしろいものに出会ったときに、誰かと一緒に声に出して「すごいねぇ」とか「すてきだねぇ」とか言い合いたいなぁと思うことがときどきありました。
見たものや感じたことを、その場で誰かと共有できるっていいなと。
それが今あなたと一緒に過ごすことで、すごく叶っていると感じます。
相棒ってこういう感覚なのかな、これが担任の先生がいう「一緒に生きる同士」なのかなと思ったのです。
一緒にすごして、出かけて、同じものを見て感想を言い合って(話しているのはお母さんですが)、一緒に驚いたり。
それが叶っているのはお母さんにとってなんとも幸せなことです。
あなたはどう感じているのでしょうね。

そう思うと、10キロを超えたあなたの「抱っこ抱っこ!」のおねだりもかわいいものです。
(それでも、抱っこしながらベビーカーを押して歩くのはなかなか大変なので、もう少し歩いてみるか大人しくベビーカーに乗ることをおすすめします。)
こんな日が、形を変えながらずっと続いていくといいなと思っています。


それでは、また来月も書きますね。

母より


お出かけが大好きですが、
この日は風が強くてずっと迷惑そうな顔をしていました。


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原田 理恵 | 喫茶 手紙寺分室 note 編集長
「誰かの想いを翻訳・編集して磨き上げ、多くの人に伝えていく」が信条。旅と、時間が経って朽ちた風合いや佇まいがあるものがすき。ペンのインクはブルーブラック派。喫茶で最高のクリームソーダを出すのが夢。
Smiles: Project & Company 所属。


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