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【エッセイ】モノづくりが好きじゃないITエンジニア

はい、私のことです。私は普段ITエンジニアをやっている。この職に就いてから分かったことなんですが、大してモノづくりが好きじゃない。

一応勉強の仕方は心得ていて、こうやって勉強すればIT資格が取れるとかみたいなのはある程度できる。

しかし、「資格を取れること」と「モノづくりが好きである」ことは別の問題である。社会に出てから気づいたが、本当にモノづくりが好きで、土日も勉強会に参加したり主催してるエンジニアが何と多いことか!私の土日なんてYouTubeとAmazon primeで動画見てだいたい終わります。本当にダラダラしてるのが好きなので、好きでやってるエンジニアにはどうしても勝てる気がしない。

そもそも何故私はエンジニアになってしまったのか。特に何の特徴もない私の遍歴を振り返ってみる。

たまたま受かった大学が工学部だった。そこでプログラミングを身につけた。私の学部は電気系の学科だったが、電気回路の実装がとにかく面倒臭くて、コードさえ書けば何とかなるプログラミングの方が楽だと思った。あと人に指図するより実際手を動かしてる人間の方が社会に役立ってるんじゃないかという価値観もあった。そんな理由からプログラマーを志し、大学院まで出て、社会人になった訳だが、まさか自分がこんなに出来ない人間だったとは。。。

私はプログラミングさえ書ければ良いと思っていたが、集団で開発するとなると皆んなが使いやすい開発環境を整えなければならない。今まで一人で開発してた私にとってこれが本当面倒臭くて、かったるい。ここでやっと、「わたしは一人でプログラミング書いてるのが好きだったんだな」と気付かされた。

また、同僚にコードを見せるといっぱいダメ出しを食らい、自分の不甲斐なさを実感した。この辺から「今まで憧れだけでメシを食おうとしてた。努力が足りなかった。」というのが自覚できた。

じゃあ努力すれば良いんだが、他に勉強したいこと・遊びたいことがある。例えば、ビジネスレベルの英語力を身につけたい、資格を取りたい、旅行に行きたい、筋トレしたい。。。残業して働きながら、これらをマスターするのは残念ながら難しい行為だった。そもそもどれも大して好きじゃない。また憧れるだけ憧れて、努力しない。まさに絵に描いた餅。

そんなモノづくりが好きじゃないエンジニアはこれからどのようなキャリアを築けば良いのだろう。

私の場合、これからは「自分にとってホワイトな職場に移り、今一番達成したい事に全力を注ぐ」ことにした。「今一番達成したい事」はITスキルじゃ無く、例えばさっき挙げた「ビジネスレベルの英語をつける」だったり、「noteに一年間毎日投稿する」でも良いし、「SF小説書いてみる」でも良い。キャリアを築くことよりも自分の気持ちを大事にしていきたい。もしかしたら、そこから何かが起きるかもしれない。

あと自分のコードが一行でもプロダクトに反映してるなら、社会に貢献してると考えて良いと思う。大して得意じゃ無くても、小ちゃい事を積み重ねて自信を持とう。

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