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虫活報告(3/24)@ちょこっと散策に!ブキ・バトック自然公園


こんにちは、てふのようちえんのlepidoです。


くたびれた心身にも優しいブキ・バトック自然公園


この週末は、土曜日がとても予定ぎっちりで、へろへろになってしまい……日曜の朝起きた時点で「虫探しには行きたいけど、ちょっと先週みたいに長々と練り歩くの、ちょっとしんどいな……」という感じだったのですが、そんな時には

ここがぴったりなわけです。

このブキ・バトック自然公園、中心地からは離れたところにあり、あまり混雑しているわけでもなく、ゆったりと自然を楽しむことができます。風も良く通って、結構涼しい(重要ポイント)

見ての通りそこまで広大な公園ではなく、全部回っても1時間ちょいくらい……?多少坂道はあるものの、そんなに息切れするほどの坂でもなければ、そんな大した長さでもなく、足腰にほどよい運動効果を得ることが出来ます(※個人の感想です) 一部の道は石畳が敷かれていて、なんというか、風情がありますね。

こんなかんじ!

この公園に来るのは2回目だったので、今日は左端の入口(駐車場があり、なんか正門っぽい雰囲気ではある)……ではなく、下側の途中にある入口から、適当に入ることに。

左に伸びている道が、公園の中に続いています
マップはこんなかんじ。
なんか5月くらいからしばらく一部の道が閉鎖されるとか書いてました
ベンチも多数設置されています。ありがてえ~
あと行ったことないんですけどここのトイレはすごい綺麗なのだそうです ありがてえ~!

今回の出会い

永遠に回り続けるくもさん

公園に入って少ししたところで、くもさんが延々とその場で回転していました。

うわあ~(躍動感のある右手)
うわあ~~~~

……ちょっと何をしていたのかは、よく分からなかったのですが、とにかくクモの糸に引っかかった花びらの上に掴まって、なにか……食事のようなものを、おそらくもぐもぐしながら、風に吹かれてくるくると時計回りに回っていました。大丈夫なのでしょうか……。昆虫もぐるぐる回り続けると目が回っちゃったり、するんでしょうか……?

ボーイズこけこ写真集

先日のボタニックガーデンでもこけこに遭遇した話をしたと思いますが、この公園にも、たくさんのこけこが住んでおりました。大体オスメスペアで歩いているイメージだったのですが、今回はなんだか、独身オスこけこがそこかしこで、人間に混じってウォーキングに勤しんだりしていました。私はあまりこけこの生活史というのに詳しくないんですが、巣立って兄弟姉妹と別れて単独生活をはじめたばかり……といったところなのでしょうか?

正式名称:セキショクヤケイ
しっぽがまだちょっと短め
後ろ姿がまるいねえ

少し行くと、また別のこけこが、広場でたたずんでいたので、撮らせてもらうと、妙に角度を意識したポーズを決めてくれました。


こけこにも「キメ角度」という概念があるんでしょうか
視線の先には野生のサル

妙にアンニュイな雰囲気のこけこでした。単に行こうとした先にサルがいて、困ってただけかもしれませんが……笑

さらに行った、人通りの少し多いところには、大人の魅力を感じるロングしっぽこけこがおりました。

ん?とこっちを見るこけこ
こうしてみるとものすごい小顔ですね、鶏って……
真剣に餌を探す横顔
何故か道行く人間たちと並走するこけこ

しばらくゆくと、ほぼ大人の羽色になった、まだ尾羽根の短いオスが4羽くらいと、メスが2羽くらいの若鶏の群れがいて、オス同士でちょっと諍いを起こしていました。なんていうか……。思春期ってやつですか……(?)ヒナのころは兄弟姉妹で仲良くピヨピヨ過ごしていた筈なのに、大人になるにつれて不仲(?)になっていくの……ちょっと悲しいですね……。……と思うのは、人間ならではの感性なんでしょうけどね。

かっこいい謎ハゴロモ

何かいるなあ、と思ってよく見たら、妙にクールな出で立ちのハゴロモさんが葉っぱの上にいました。

赤いおめめにモノトーンボディ

名前は調べても、ちょっとわからなかったのですが……妙につやつやしてるなあという印象でした。謎の近未来感。妙につやつやした葉っぱの上にいたので、それも擬態というか、隠れるのに一役買ってるんでしょうかね? サイズもそれなりにあり、見ごたえがあるというか……。こういうの、ちょっと見つけるとうれしくなっちゃいますね。……名前は全然わからなかったんですけど……(笑)

いろんなきのこたち

前回この公園に来た時も思ったんですが、ここ、妙に様々なきのこが生えています。菌類には全く詳しくないんですが、色も形もいろいろで、見ていて楽しい🍄

白くて儚いかんじのきのこ 柄に付いた小さな水滴がエモさを演出
なんだか焼きマシュマロみたいな雰囲気の色合いのきのこ
焼きマシュマロ食べたくなってきた
何となく味噌汁に入ってたら美味しそうな感じのきのこ
ひょっとして、上の白いのが時間が経つとこれになったりします?

きのこも色々名前を覚えたら、楽しいんでしょうなあ。……さすがに採って食べようという気にはなりませんが(そもそも採集禁止だし!)うーん、きのこはいいな、見てよし食ってよし……うん……なんかお腹空いてきたな………

いろんな鱗翅目のみなさん

今回は、小さい蛾のみなさんにも、会うことが出来ました。
実は蛾ってあんまり目につくところに止まっていなくて(私が見つけるの下手くそなだけかも……笑)、見つけるとうれしくなっちゃいます。

ちっちゃいちゃん!

1cmちょいくらいのサイズの、ちびちゃい白い子が、葉っぱにぺたっとくっついていました。ごま塩柄のかわいいちゃん!ささやかなおててが前に出ているのがまたかわいい……

あ!アオシャク(たぶん)ちゃん!

これは昨日、Xにも載せた子なんですが、きっとアオシャクちゃん……ですよね? 街灯の柱にぺたっとくっついていて、見つけたときは大喜びでした。なぜならわたしはアオシャクだいすきクラブ(メンバー:現在1名)に所属しているからです いいですね……緑色の蛾っていうのは……緑色好きなわたしとしては、愛さざるを得ない存在、それがアオシャク……(もちろん、アオシャク以外の緑色の蛾も、愛さざるを得ない存在であることに変わりはありません……)

色々調べてみたのですが、正確な名前を知ることはできず……でも、英語だとどうやらアオシャクのことを一般名として「Emerald moths」と表わすらしい……ということがわかりました。エメラルド……モス……!!いいですね……!!!

眼が若干怖いけど……

写真を撮る直後まで、我慢してそこにいてくれた親切な蝶がいました。
手元の図鑑によると……お名前は、Malayan Viscount(Tanaecia pelea)のオス……のようです。たぶん!
目つきが悪いのはわざとじゃなくて、偽瞳孔のせいですね。子供の頃はモンシロチョウの顔を見て、なんでこんな目だけ怖いんだろ……アゲハはあんなにかわいいのに……って思っていました。笑 仕組みがわかると、おもしろいんですよねえ。

その隣で、黄色い細長い花を夢中で吸っている、大きめの蝶がいました。
調べたらこの人、イナズマチョウの一族の女性の方でした!Horsfield`s Baronさん(Tanaecia iapis)というそうです。……たしかに翅の模様の付き方に、面影を感じる……(???)オスは翅の縁が明るい青色なんですね。オスだったら一目でわかったのに……でも、これで次に会った時は、あ!イナズマチョウの女の子!!ってなると思います。覚えたぞ~✨

白くてもこふわのおなか!

ちょっと失礼して腹面をチラっと見せてもらいました。なんとふとましいおなか……。ネットで出てきた情報によると、イナズマチョウの仲間は体つきが頑丈で、飛翔力が強いとのこと。細っこい繊細ボディももちろんいいですが、やっぱりふわもこおなかの虫ってのは、安心感とか包容力とか、なんかそういうものを……感じますよね……。撫でたら、さぞなめらかな心地の良い触感なんでしょうなあ……。

おしゃべり仲良しハクオウチョウさん

ちょっと頭がもこっとした、ドバトよりひと……ふた回りくらい小柄な、ハクオウチョウという鳥が、この公園には暮らしています。前回ここに来たときにも会って、その時に写真をXに載せたら、親切な方が名前を教えてくださいました😊群れで暮らしており、複雑な鳴き声を交わして高度なコミュニケーションを取るのだそうです。

枝の上からちらっ
落ち葉をかき分けガサゴソ……
あった!(何かくわえてる)
離れたところにいる仲間の声に耳をすましている図

若干もこっとふくらんだ真っ白な頭が特徴的で、見たら忘れられない姿だな~と思います。

この鳥が面白かったのは、前回この鳥に会った時、道行くおじさんがYoutubeか何かで鳥のさえずる音をスマホから流してゆっくりと歩いてたんですよね。そうしたら、このハクオウチョウの群れがおじさんのすぐ横を追いかけるように移動しながら、地面で餌を探していたんです……!その様をおじさんはにこにこと見守った後、音を止めて歩いていっちゃったんですが、しばらくそこでハクオウチョウたちがわらわらとくつろいでいたので、ずいぶんたくさんすぐ近くで写真を撮ることができました。なんか、人間にもそこまで強い警戒心を持っていない様子です。

出口近くで見送ってくれた妙にスタイルのいいコオロギさん

よく公園で会うのに、実は何て呼んでいいのか全然わからない虫がいます。それがこの子。

よくいる

帰り際、出口近くでこの子がこんな風に葉っぱに乗って見送ってくれたんですが、そういえばきみ、一体誰なんだろうね……なんかしょっちゅう会うんだけど……と思って、今回ちゃんと調べてみました。

バッタ……ではないよな、コオロギ……?いやでもコオロギってこんなシュっとしてたっけ、なんか……なんなんだ??ごめん全然わからん……と、思ってたんですが、この人はコオロギで合っているそうです。お名前をNisitrus vittatusと言うそうで……ご、ごめん、コオロギってもっとこう体格ががっしりとしていて、脚ももっと短いイメージだった……そう、あの、若干ゴキさんみたいな感じの……す、すみません……と、心の中で謝りました。世界にはこんなにモデル体型なコオロギさんが、いるんですね……。いや、決して体型をからかっているつもりは……。

今回の感想

今回は朝9時過ぎくらいに公園について、だらだら歩いて、1時間半くらい……?ぶらっとしたかな……その割にはけっこう、いろいろな生き物に会えたと思います。あまりボタニックガーデンでは見かけないような雰囲気の虫もよくいたりして(あっちはちょっと広すぎるのと、管理がしっかりされすぎているのかも……?)今回も大変癒されました。やはり虫は疲れに効きますねえ

今3月後半なわけですが、もう雨季もすっかり終わって、日中は結構じりじりとした暑さが戻ってきています。こうなるともう、早起きして朝早めに公園に行かないと、暑くてたまらん……ということを皆考えるのか、今回はそれなりに公園に人がいました。いや、前回は昼過ぎに行ったら、かなり閑散としていたのですが、朝はいつもこんな感じなのかもしれません。それでも、ボタニックガーデンよりはずっと空いていましたけどね。

今週の金曜日、なんとシンガポールは祝日!やった~~3連休だ~~~!!!……というわけで、この週末もどっか行きたいねえ、と思っています。どこがいいかなあ。今週もそれなりに用事が入っていますが、その忙しさでヘロヘロになるか、逆に自然に癒されたくなってがっつりとしたコースに突撃するかのどっちかですね、きっと……。今週はかなり目を酷使する予定なので、気持ち的にはがっつりコースに今のところは傾いていますが……。でも、昨日「ここの公園も気になるなあ!」ってところをまた新たに発見してしまったので、そっちになるかなあ……いや、わからん……すべては週末の私のみぞ知るといったところです……。

おわり

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