19世紀の貝のコインケース
今回はアンティークのコインケースをご紹介します。
私は昔からネックレスでも小物入れになっているタイプや、写真が入れられるものがとてもすきです。
アンティークやヴィンテージを探すときも、がま口で開くタイプをつい探してしまうというか、気になるんですよね。
人間の本能か、開けられるってなると見なきゃいけない感覚が芽生えます。
さて本題へ。
下記、二枚貝を使ったコインケース。
この子19世紀に作られています。
100年以上前です。
当時はどこも鉄道の技術が発達して、車を持たない階級の方達も遠出ができるようになりました。
都会に居る方達がバカンスで海や山、川へ簡単に出掛けられるようになったんですよね。
観光地は喜んで、色んなお土産を作って街を活性化させようとします。
なんか今と変わらないですよね。
当時、観光地の店主が二枚貝をコインケースにすることを思い付き、発売。
大ヒット!
その後どこのお土産品店でも販売されるようになります。
チェーンのタイプはネックレスとして使われたり、チェーン無しは葉煙草の葉を入れて持ち歩いたり。
とても便利なアイテムだったんでしょうね。
かわいさも申し分ないのですが、素材もすごい。
二枚貝は淡水のムール貝やアワビ、牡蠣の殻等を利用し、ライナーに使われる素材の多くはサメの皮。。
ライナーは赤や青に染めて使われることが多く、モノによってはネックレス部分に淡水パールが使われました。
なんかとっても贅沢。
私は自分用に淡水パールが使われているモノを持ってます。
ライナーはないのですが、当時の船が描かれておりロマンがあって気に入りました。
私の持っているタイプはThe 貝!
ですが、オンラインへアップしてるのは角を削り四角く加工されてます。
柄がついてたりメッセージのあるタイプ、今は珍しくなっています。
基本はわりとシンプル。
あとは悲しいことに割れてしまっています。
100年も経っていると残ってることに感謝ですよね。
私も普段使いしたいなと思いますが、お部屋に飾ってます。
以前、美術館で貝の展示を見たことがあり、同時期のものが飾られていました。
それはとてもシンプルな二枚貝のコインケースで、、
心のなかで勝ったと思っています。
いつも自己満足な私です。。。
ぜひオンラインショップにてご覧くださいませ。
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