弁護士にレビュー依頼する前提で、起業家が投資契約書で必ず見るべき8つのポイント
ここまで、シード・プレAファイナンスでの心構え(最初の難関、シリーズAを点で捉えるか線で捉えるか)、投資家との出会い方(VC・エンジェルとの出会い方(具体的アクション付き))、ピッチ資料の作り方(投資家向けピッチ資料、鉄板の構成)、投資家からの質問の答え方(投資家から聞かれる頻出10問と解答・解説)をnoteに連投してきました。
投資家と出会い、資料を作成して、交渉して、投資家が口頭ベースでは意思決定してくれて、投資契約書が出てきたとします(タームシートが先に出てくるケースもあります。念のため)。
投資契約書は、必ず自分で弁護士を雇って契約書のレビューとマークアップをしていただきたいのですが、弁護士の立場からすると、リスクの指摘はできても「それは経営判断じゃない?」「うーん、それは会社と投資家のパワーバランス次第だからなあ、、」という点が多々生じます。
なので、弁護士に丸投げにすべきではなく、締結したとしたら自分がこの契約ちゃんと守れるか(守っているか)、自分的に納得感があるか、がとても重要です。また、会社と投資家の間で争点になりやすい「条件」はだいたい決まっています。
このnoteでは、起業家が投資契約書のどの条件を確認して、どう判断すべきかまとめてみました。
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