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赤と黄のグラデーション

緑に染まりきっていた葉がゆっくりと色を変えていく、

また早々と葉を散らすものもいる。

そんな季節だからか僕のtendencyや好みも少しずつ変わっていることに最近気づいた。

今回はそんなここ最近の僕の日常を振り返りつつ、

いつも通り面白おかしく綴っていこうと思う。


お風呂を夜寝る前に入るか朝入ろうか問題


タイトルを書いただけでもこの文章のしょうもなさが全開で漏れ出しているが、

僕にとっては重大事項だった。

前まではお風呂を入らず寝るなんてことは不潔極まりない行為で
(個人的に感じているだけで朝風呂派の方々が汚いという意味ではない…)

どんなに眠気が襲ってきても、その不潔さに恐れおののいて眠い目をこすりながら意地でも夜に風呂を済ませていた。

入ってしまえば体がきれいになっていくのはいい気持ちだし、

その日の疲れが浄化されていくような気持ちもたまらなく好きだった。

またその時に感じる”弱い自分に打ち勝ったような謎の達成感”がちょっとクセになっていたことも否めない。

だがしかし、

ついひと月ほど前から某テーマパークの仕事がハロウィンイベントによってそこらを徘徊するゾンビよりも恐ろしい忙しさになっていき、

いつも家に着くころには最低限食べて寝る事しかできないぐらいに疲弊してしまっていた。

この場合お風呂に入ろうか入らまいかという意思決定をするまでもなく電源が切れて強制的に動かなくなる電子機器のような結末を毎度迎えざるを得ないのだった。

そして朝、渋々風呂に入る。

湯船に少し浸かろうなんていう余裕もなくまだぬるくて冷たいシャワーを浴び、最低限のことを済ませる、そんな単純な動作。

少し前の記事ではお風呂をゆったり楽しむすばらしさを書いていた僕が、

今やこんなにもお風呂という儀式を蔑ろにしてしまっている。

滑稽なほどに僕の価値観はころっと変わってしまうものだなあと驚きと呆れが混じり合い何とも言えないが、

まあ、でも清潔さで言えば寝るときにも人間はすごい汗をかくみたいだし、

それを朝風呂で洗い流せるのならば逆に夜風呂よりもクリーンだ。

風呂に入らないといけないからおのずと少し早起きにもなるし、

目も覚めるわけだし、

朝風呂も少しは悪くないなあとも思う。

せめてそう思いたい。

けれども早く湯船にゆったりと浸かれる日々が来ることを夢見て、

もう少しばかり踏ん張って頑張っていきたい。

そんな決意も簡単にシャワーに流されてしまいそうだけど…


リバースリバースカルチャーショック


僕の記事を昔から読んでくれている人や、

はたまた僕の知人がこれを読んでいるのなら、僕がイギリスに留学していたことはご存じかもしれない。

(今回初めて読む方へ、そうです、僕は一年間英国に留学してました。)

そして僕がこよなく英国を愛し、徹底的に日本を蔑んでいることも知っているだろう。

僕はこの先ずっとこの気持ちは揺るがないと確信していた。

しかし最近になってどうやら日本の住み心地の良さを惜しくも感じてしまう。

それは味噌汁のおいしさであったり、都会のすごく機能的な面であったり、

ちょっとした優しさが溢れる通勤電車であったりする。

あくまで海外かぶれ人間として生きているので

日本が大好きとまでは豪語できないが、

今になって「ま、まぁ、き、嫌いじゃないよう」ぐらいまでは言えるようになった。

よくよく考えてみれば少なくとも大学卒業までは嫌でも最低二年はこの国に住み続けるわけだし、

嫌なことばかり見ていても自分の人生が楽しいものになるわけでもない。

置かれた場所で咲く花になるために、自分の周りを少しづつ愛せるような、

そんな身も心も大人な生き方を目指したいものだ。







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