パーソナルトレーナーになりたい人へ
こんにちは。
パーソナルトレーナーの渡邊拓也です。
先日、パーソナルトレーナーになりたいという人から相談を受けました。
その中で、パーソナルトレーナーという職業の見られ方と、実際に働くトレーナー目線では、大きく乖離しているなと改めて思ったので、これからパーソナルトレーナーになりたいと思う方の参考になればと思い、この記事を書いています。
パーソナルトレーナーの仕事内容
パーソナルトレーナーの仕事は、大まかに分けると以下の通りです。
①トレーニング指導
一番メインの仕事がパーソナルトレーニングです。
お客様に対して、トレーニング、ストレッチ、コンディショニングを個々に合わせたプログラムで提供します。
②食事アドバイス
ジムでのお客様との対面時、そして対面時以外の時間で、メール、LINE、専用アプリなどを用いて目的に応じた食事のアドバイスを行います。
③店舗の管理、運営
裏方的な仕事になりますが、ジム内の清掃、備品管理、補充も重要な仕事です。
④売上管理
自身の売上の管理、お客様への決済のご案内、請求書の作成を行います。
⑤集客活動
SNS運用、WEB作成、実際に足を使い知人を増やす、などの活動を日常的に行います。
パーソナルトレーナーになる方法
パーソナルトレーナーになるには、どうしたらいいか?
大きく分けて以下の通りだと思います。
①未経験歓迎な求人に応募する
経験、資格の有無が条件にない求人のジムに就職活動するという方法です。
自分もこの方法で、新卒からパーソナルトレーナーになりました。
知識や実技を働きながら習得できる一番、近道な方法です。
未経験求人は、比較的に大手に多い印象です。
②トレーナースクールに入学する
近年増えているトレーナースクールに入学し、知識、実技、資格を一気に習得する方法です。
カリキュラム終了後は、就職までサポートしてくれるスクールもあります。
③フィットネスクラブに入社する
パーソナルトレーナーという職種ではありませんが、フィットネスに関して、一通り勉強ができる環境がフィットネスクラブです。
会社によっては、施設運営などの業務+パーソナルトレーニングという仕事内容もあるので、探してみるといいかもしれません。
④その他
・体育大学や専門学校で学んだ後に、直ぐにフリーランス
・コンテストで実績を作りながら、SNSを伸ばしてトレーナーになる
など様々な選択があると思いますが、資格、知識、経験、環境が非常に大切な職業なので、おすすめしません。
パーソナルトレーナーになるメリット
個人的にパーソナルトレーナーになって、よかったなと思う面をいくつかご紹介します。
①様々な人と繋がれる
来店されるお客様は、様々な職種の方がいます。
普段ではお会いできない方や、経営者の方などから貴重なお話を頂ける機会が多くあります。
②好きなことを仕事にできる
お客様にトレーニングを教える事と自分自身がトレーニングすることは、全く別物ですが、好きなことに毎日関われるという面では苦なくできる仕事です。
③平日休みが取れる
客層にもよりますが、土日は予約数が多く休日は平日となることが多いです。
外出や旅行をする際は、平日料金で安くなったり、混雑を避けられたりできます。
④仕事とプライベートの隔たりがない
これはデメリットでもありますが、フリーランスや固定シフトの働き方ではない場合、1日のスケジュールが、
仕事→合間にプライベートな予定→仕事
のような働き方ができます。
自分も、合間に筋トレをしたり、友人と食事に行ったりしています。
⑤仕事の幅が広がりやすい
お客様から、仕事を頂いたり、様々な方面から新たなお仕事を頂き経験を積むことができる可能性が高いです。
パーソナルトレーナーになるデメリット
これからパーソナトレーナーになる方は、こちらのデメリットをよく理解した上でなることを強く勧めます。
①稼げるか稼げないかは自分次第
パーソナルトレーナーは社員でも、最低限の固定給に売上に応じた金額のインセンティブ制、フリーランスなら固定給も無く売上-経費が収入となります。
質の高いセッションと集客力が必要です。
②休みが取りづらい
基本的にお客様の都合で動く仕事なので、休みも積極的には取りづらい職業です。働き方のスタンスにもよりますが、週休2日を必ず取れる訳ではありません。
③仕事とプライベートの隔たりがない
メリット面でもご紹介していますが、公私の隔たりが良い意味でも悪い意味でも無く、休みの日にもお食事アドバイスの連絡、予約連絡など、対応しなくてはいけないこともあります。
休みだから連絡を返さないというスタンスでいると、お客様が離れてしまうこともあります。
④キャリアステップが明確でなく、不安
僕の考える最大のデメリットがこの問題です。
・社員トレーナー→フリーランス→ジム開業
が王道のキャリアステップとなりますが、社員トレーナーを続けた場合、フリーランスを続けた場合、会社の規模にもよると思いますが、大抵はマネージャーなどの役職も少なく、永遠と現場でトレーナーを続けることになります。
パーソナルトレーナーに向いている人
パーソナルトレーナーに向いている人は以下のような方だと思います。
①トレーニングが好きな人
②人に何かを教えるのが好きな人
③人に合わせたコミュニケーションが取れる人
④仕事を休みたいという欲が少ない人
⑤研究心が強い人
⑥パーソナルトレーニングだけでなく、雑務も積極的にできる人
⑦向上心のある人
⑧人と関わることが好きで、新たなコミュニティにも積極的に入っていける人
最後に
パーソナルトレーナーは、お客様の身体の変化だけでなく、心の変化も間近で感じることができ、お客様の人生を豊かにするサポートができている実感がある、やりがいのある職業です。
少しでも、興味がある方は僕でよければ、相談に乗らさせて頂きます。
お気軽にTwitterからDMください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?