居酒屋と違和感のこと

いつもの友達といつもの居酒屋へ行く。大した用事もなく夕方から街をぶらぶらしていた。休日に出かけても大体そんな感じ。いつもいつも特別なイベントがあるわけじゃないし、適当に集合して古本屋でも流して、話題の混雑したカフェを避けて、いつも冷房をよく効かしててまあまあ美味しいコーヒーの飲める喫茶店でくだらない話を、小一時間。

少し手持ち無沙汰な雰囲気が漂ってきたら、ついつい向かう居酒屋。まだ日が暮れてなくって、この早めの時間に飲むビールが美味しいんだよな。あてのない会話をしながら休日感をひしひしと感じて嬉しくなる。明日も休み。

そんな日に着るワンピースは、案外エレガントだったりする。なにかあるわけではないんだけど、ちょっと光沢感があってハリのある素材が、いつもの休日にピリっと緊張感。デニムにビーチサンダルをひっかけてこんなドレス。

近所の居酒屋にツルツルした光沢、ビーチサンダルに細やかな刺繍。そういう違和感がいい。あれ、となる瞬間が楽しい。この佃煮のさあ、山椒みたいな感じだよね、とか適当なことを言いながらビールを飲んでる。