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noteでの1年目

noteの初エントリーが、この詩だ。

昨年の12/19と日付にある。noteをはじめて、もうすぐ1年。
「インクボトル」は、はじめて詩を書こうと心に決めて書いた作品。花椿の公募に応募したけれど、残念ながら落選。
気に入っている作品だから、刺繍缶バッジを作ってnote最初の作品とした。

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自分の書くものは、おおよそ4つ、長編・短編・掌編・童話。spin a yarnとして毎日連載している作品は、詩情はあると思うけれど、物語として書いている。それで掌編のタグが付いている。
それが今日、思いがけないことが続く。

また、noteに掲載したものにも詩人、というコメントをいただく。

詩というものが、私はよく分からなくて、文月悠光さんの講座に通おうと思ったことがあるのだけれど、断念した過去がある。それはNHK文化センターで開催されるもので、私は今現在もテレビを持っていなくて受信料を払っていないのだけれど、講座に申し込んだら、すぐさま受信料の案内が来て、怖くなって受講をとりやめたという経緯がある。予想してはいたけれど、受信機をひとつも持っていないのに払うのは嫌だし、講座の会場で請求などされたら、比喩ではなく倒れるので、やめた。

そんなわけで、私は詩についてはよく分からないし、それほど多くも読んでいない。谷川俊太郎さんの作品はいくつか持ってもいるけれど、あまりに影響を受けそうなので(波に呑まれる感じだ)そっと本棚に置いている。

でも、このエントリーを書くに当たって、このようなことが続いたのなら、詩と向き合うことも考えてみてもよいのではないか、と思ったのです。このことは、また後で記そうと思う。

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noteをはじめたきっかけは、どこかに書いた記憶もあるけれど、スマート新書が発売されたからだった。とにかくどこ経由でも構わないから、商業出版に漕ぎ着けたいと思っていたのだ。
そうしてnoteで投稿を繰り返すうちに、丹宗あやさん主催で第1回透明批評会がはじまる。

第1回は今月までの開催となる。様々なことが起きたけれど、自分のことに限って言えば、ここでのやりとりが一番のアクセスとコメントとスキを獲得している。第1回透明批評会については、終了した段階で、総括を行なえたら、と思っている(亀野さん、批評は今しばらくお待ちください)。

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アクセス数について興味のある方もいるかもしれない。このエントリーの執筆時点でのアクセス数はこちら。

まだ、年と全期間の集計の変わらない今。note内に知り合いもないまま始めた無名の1作家(とあえていうけれど)にしては、とてもよく見ていただいたのではないかと思っている。このアクセス数を、ものの数時間で稼ぐような人もいるのだろうけれど、自分としては上出来。というより、やはり透明批評会でのエントリーが多数を占めていることがよく分かる。そういうわけで透明批評会への参加は大きなメリットになります。次回の開催に参加するのもいいと思うし、何か主催するのもいいのじゃないかと思う。

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先ほどのアクセス数の画像の中に小説は4点見られる(スキでソートすれば、また違った結果だけれど、閲覧数で進めます)。長編(エコー)、短編(未草独白、蝶の鱗)、童話(あかるい夜に)。
この事実は、私をとても嬉しくさせる。簡単に解説を。

エコー」は原稿用紙換算枚数で240枚ほど(中編と呼べなくもないけれど、この枚数なら今なら単行本になる可能性はあると思うので、長編にカテゴライズします)。特別な宣伝をしなかったけれど、多くの方に読んでもらえたことが嬉しい。願わくば書籍化されますように。
タイトルのエコーについて。夏鳥の内側の声のこだま、双子の残響、病院のエコー画像、などの意味が含まれます。ツイッターのプロフィールにある「東京とあじさいのいる世界」のあじさいは、この物語に出てくるあじさいのことです。

未草独白」については、批評会での議論に譲ります。直して、更新か別途エントリーをすると思います。

蝶の鱗」は装画を茅野カヤさんにお願いしました。彼女の過去の作品からピックアップしています。物語と絵がとてもよいマリアージュとなっていると自負しています。以前にもご紹介しましたが、この掌編から物語は生まれました。

短編小説は、自分らしさがほどよくあらわれていると思っています。そんなわけで「ディクショナリー」もおすすめです。

あかるい夜に」は原稿用紙10枚ほどの童話です。こちらは丹宗さんの娘さんに絶賛をいただきました。

このことを思い出すたびに、胸がいっぱいになり、嬉しくなる。届いたというよりも引っ張ってもらった、という気分。童話を書き続けることができる、と力をもらえる。
そして、「それと、すてきななにもかも」の最後の童話が今日の深夜、日付が変わった時にアップされます。1年目の締めくくりに巡り合うことが、また嬉しい。ぜひ、お楽しみに!

童話は、現在、「リベカのアドベント」を連載中です。リズムのよい英訳も一緒に掲載されていますので、ぜひご覧下さい。クリスマスをより深く、楽しく過ごせてもらえたら、と願い、祈っています。

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この他にも多くのエントリーを行ないました。noteのお題に存分に乗ってきた気がする。

「第二回cakesクリエイターコンテスト」では、刺繍缶バッジを毎日エントリーした。今考えても、これ、コンテンツとしていけるんじゃないの? と思うのだけれど、どうなんだろう。何が足りないのか(技術だろうか)、総括はしたけれど、まだ心の内でモヤモヤとしている。

roverdover peco」はBASEの埋め込みにnoteが対応した時から。roverdoverで扱っている、主に北欧雑貨を紹介しています。こちらの商品ひとつひとつにもオリジナルのお話をつけました。ウインドウショッピングを楽しむみたいにしてもらえたら。そしてその時に膨らみのあるお話を添えて。

コンテンツ会議にも取り上げられました。こちらも丹宗さん経由ですが、「創作で支援【平成30年7月豪雨災害義援金】」という活動が紹介され、その中にリンクをいただきました。サポートも複数いただきました。本当にありがとうございます。

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長々と書き綴ってきました。みなさんお気づきでしょうが、私のnoteでの活動は丹宗さんに支えられたものでした。丹宗さんに「ディクショナリー」を発見してもらい、娘さんにタリーを友達にしてもらう。それがなければ、どこかでつまずいていたかもしれないな、と思うのです。続けることは以前からしていたし、諦めることはないと思うけれど、ここまで積極的には動けなかったかもしれない。
ネットで知り合うってこういうことだったよなあ、と思って、少し懐かしい安心を抱きます。それをnoteはさらにリファインしてくれるらしいので、とても期待しています。

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この1年で、多くの物語を公開しました。まだまだ、眠っている童話や絵本、小説はあります。
note2年目は何をしていこうか。
「オールトの雲」というオムニバス小説の公開を検討しています。ある意味で攻めた作品になると思う。ネットでの公開がおそらくベスト。ボリュームとしては「アネモネダイアローグ」よりも長くなる感じ。ただ、公開まではもう少し時間が必要になると思います。
spin a yarnは毎日の訓練として、その日に考え、書いて投稿する。でもそれだけではなく、何か……。

それで、冒頭に戻ります。
詩にチャレンジしてみようかな。
いきなり書くことは難しいから、まずは詩集を読むことから初めてみたいと思う。いくつか読んでみたいものがあるから、それを購入しよう。
インプットの時間が少しおろそかになっている面があるから、そこも怠らずに過ごしていきたい。
ただ、その時にひとつの懸案が立ち上がる。
noteでのマネタイズ。
障害等級2級の私は、やっぱりデイリーに働いたうえでの創作は難しい。それにインプットを加えることは、なかなか大変なこと。
何か解決方法はないものかと模索する日々です。
noteでのマネタイズができれば、アルバイト日数を減らし、読書や執筆に向かうことが出来るんだけれど。
うーん、何かよいアイデアがあったら教えてください。noteやそれに派生すること、そういうことにもチャレンジしていく2年目としたい。
節目の時に、こういったエントリーがしたかったので、書けてよかった。お付き合いいただき、どうもありがとう。
どうぞ、これからもよろしく。

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