『しあわせのかたち』 カバーデザイン
笹塚心琴さんから最新著書『しあわせのかたち』をご恵投いただきました。ご紹介いたします。
笹塚さんの前著『光の花束』に続いて今回もカバーデザインを担当いたしました。
心琴さんのエントリーにもありますように、わたしはこの作品をクライムサスペンスとして読みました。かなりスリリングな展開が待っています。
文学フリマが中止となってしまい、すぐにお手に取ることができないところではありますが、少しだけデザインの解説をしたいと思います。
表1はかなりシンプルです。5枚のカードが裏返しにされて並べてあります。タイトルと著者名はTB新聞明朝を使用しました。カードも新聞も物語のキーポイントです。
そして、勘づいた方も多いと思いますが、表4にはめくられたカードが並んでいます。ぜひ、書籍を手に取ってご覧いただきたいと思います。
他にもカバーには秘密が隠されています。表紙カバーということで、袖が折り返されています。そこにもカードを潜ませました。めくった時に現れるモチーフが何であるかは、ぜひ本文から読み取ってください。
ボリュームがあり、読み応えは抜群です。これから、なかなか外出できない時間が多くなります。ぜひ、本書を手に取ることをおすすめします。外の雰囲気と相まって、心が少々ざわつきますが、堪能できること請け合いです。ぜひ湿度のあるトンネルをくぐり抜けてみてください。
***
現在、肩書きはhaccaノベルのデザイナーですが、もちろん多くのデザイン案件をお引き受けすることが可能です。仕事依頼のページを確認いただいて、お問い合わせください。フォームの設置がまだですのでtwitterなどで呼びかけていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?