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ネタ切れせず、「読まれる」メルマガを作るための取り組み

テクロではBtoB企業様のマーケティングを支援していますが、ナーチャリング(リード育成)、特にメルマガに関してお悩みを持つ企業様はとても多いです。

メルマガには、商品・サービスの販売促進や、ブランディング・顧客のファン化といった効果が期待できます。しかし、多くの企業が取り組んでいるため、送ったメルマガを読まれずに放置されてしまう…ということもよくあります。

また、マーケティング担当者の少ない会社からは、「毎週コンテンツを作成するのが難しい」「メルマガのネタ切れに悩んでいる」というお悩みもよくいただきます。

そんな厄介なメルマガですが、テクロでは、1本あたり約20分と短時間でメルマガを作成しています!

また、通常配信のメルマガでは開封率51%、ウェビナーの案内では開封率32%と、「読んでもらえる」メルマガを短時間で作成する体制が整っています。
※HubSpotのウイルス対策で自動的にメールが開封されてしまうこともあるので、この数値は実際の開封率とは多少の誤差があります。

このnoteでは、テクロがメルマガのコンテンツ作成で意識していることや、リソースがなくても簡単にできるネタ作りのコツを紹介していきます。
特にこういった方に読んでいただけると嬉しいです。

・メルマガのネタ切れに悩んでいる人
・メルマガを配信しているが、開封率があがらない人
・メルマガを短時間で効率的に作成できるようになりたい人


メルマガのコンテンツ作成において重要なこと

正直、このnoteで伝えたいのは今から話す2つだけです。
この2つがしっかりとできているなら、PDCAを回していけば必ずメルマガで成果をあげることができるはずです。

売り込むのではなく、読者の役に立つ情報を提供する

まず一つ目は、メルマガは商品を売り込むのではなく、読者の役に立つ情報を提供することを意識してください。

メルマガで商品やサービスの宣伝をしたい!ウェビナーの集客をしたい!という気持ちは十分わかるのですが、そこをぐっと堪えて自社のメルマガを見直してみてください。

読者の課題を解決できる内容や、読者が今知りたいことを教えてくれるような内容になっていますか?

広告色の強いメルマガは避け、プロモーションのメルマガは全体の20%以下に抑えましょう。日頃から役に立つコンテンツを提供し、読者からの信頼を得ることで、プロモーションのメルマガが役割を果たすようになります。

メルマガ以外のコンテンツを作る社内体制を整える

そして二つ目に、メルマガ以外で、記事やウェビナーなどのコンテンツを作る社内体制を整えてください。

ネタ切れせず、短時間でメルマガを作るには、一からメルマガを作成しようと思わずに、マーケティング担当全体でコンテンツを増やしていくことが何よりも大切です。

例えば、1本ウェビナーを作ることで、その内容をホワイトペーパーに落とし込んだり、アーカイブをメルマガで配信したりと、2次利用・3次利用することが可能です。

実際にテクロでも、ブログ記事を月10本制作し、その要約をメルマガで送るなどしています。

とはいえ、コンテンツを今すぐ量産するのは難しいですし、工数もコストもかかります。そのため、次の章では、ブログ記事やウェビナー等のコンテンツがなくても、今すぐメルマガを作るためのアイデアを紹介します。

簡単にできるネタ作り3選

社内にコンテンツがなくてもメルマガを作るためのアイデアは、以下の3つです。一つずつ説明していきます。

➀導入事例ページの活用

まず一つ目は、導入事例ページの活用です。

ブログ記事はないけれど、導入事例のページは作っている、という企業様も多いのではないでしょうか。

導入事例は顕在層に効果的で、その企業と近しい事例で導入メリットを見せることで、サービス導入後の成功体験をイメージさせる効果があります。

ITmediaが2023年に行った調査でも、「比較検討」段階で読みたいコンテンツ2位、「稟議申請」段階で読みたいコンテンツ1位になっています。

メルマガに載せる際のコツは、抱えていた課題と、数値的な効果を具体的に記載することです。以下はテクロが実際に送ったメルマガですが、数値を赤色にして目立たせるなどしています。

②過去メルマガの再利用

二つ目は、過去のメルマガを再利用することです。

「以前と同じ内容のメルマガを送ってもいいんですか?」という質問を時々いただきますが、答えはもちろんYESです。

同じ人が全く同じメルマガを読む確率はそんなに高くないですし、よほど印象に残るメルマガでない限り、数日経てば読んだことすら忘れてしまうものです。

そのため、1か月以上の間をあければ、同じ内容のメルマガを送っても問題ありません。できれば内容をブラッシュアップしたり、リライトしたものが望ましいですね。

➂顧客からのよくある質問に回答

そして三つ目は、顧客からのよくある質問に、メルマガ上で回答していくことです。

ウェビナー中の質問、商談で聞かれた質問、問い合わせ内容、ユーザーアンケートなどを一か所にまとめておくと良いでしょう。

テクロでは、ジャンル別にシートを分けて、スプレッドシートでよくある質問を管理しています。

今回紹介した他にも、ネタ作りの方法に関してはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ネタ切れに悩んでいる方はぜひご覧ください。
メルマガネタに困ったときに使えるネタ12選|考え方やNG例も紹介 | テクロ株式会社

メルマガの開封率をあげる3つのコツ

次に、「ネタ作りは何とかなっているし定期的にメルマガを送っているけれど、そもそもメルマガを読んでもらえなくて困っている!」という方向けに、開封率をあげるために意識して欲しいポイントを3つ紹介します。

ちなみに、BtoBマーケティングにおけるメルマガの平均的な開封率は、約20%と言われています。

業界や商品、メルマガの内容(プロモーションなのか、通常配信のものか)によっても開封率はかなり変わってきますので、KPIは各リストやメルマガの内容ごとに設定するのをおすすめします。

それでは、上記のコツを一つずつ説明していきます。
参照:https://techro.co.jp/blog/mailmagazine-openrate/

➀配信時間を意識する

一つ目は、読まれやすい時間帯を狙ってメルマガを配信することです。

出社前後の8時〜9時台、お昼休み後〜退社前までの12時〜15時台がおすすめです。人によっては夕方以降もメールを確認する場合もありますが、比較的開封されやすい時間帯を狙うのであれば、勤務時間中に配信するのがベストです。

一方で、21時~23時の間も開封率が高いです。夕食を済ませ一息つく時間帯なら、メルマガにも目を通す余裕があるでしょう。

②送信先リストを精査する

二つ目は、送信先のリストを精査し、ターゲットに合わせたメルマガを配信することです。ここは特に意識してほしいポイントになります。

メルマガのポイントは、リードの段階に合わせたコンテンツを送り、次につながる動線を用意することです。

この流れが重要になるため、リードの段階や関心別にリストを分け、各ターゲットに合わせたコンテンツ作成を行いましょう。

➂読まれやすいタイトルをつける

そして最後の三つ目は、読者の目を引き、読みたくなるようなタイトルをつけることです。

意識してほしいポイントはいくつかありますが、以下はしっかり抑えるようにしましょう。

・文字数を14字〜20字程度までに抑えて簡潔にする
・お得感や限定情報など、目を引くキーワードを入れる(※ただし、毎回同じキーワードを入れていると読者も見慣れてしまうので、内容に応じて変化をつけることも大切です)
・数字で具体的に表現する
・【】や■などの装飾を上手く取り入れる
・伝えたいことを端的に書く

また、逆にこんなタイトルはNG!というものも挙げておきます。

・受信者にメリットが伝わらない
・煽りすぎたタイトルで読者に不信感を与えてしまう
・ターゲットが不明確

他社のメルマガを登録して、「こんな表現使えそうだな」と感じたものを取り入れてみるのもおすすめです。

まとめ

ここまで、リソースがなくても簡単にできるネタ作りのコツや、開封率を上げるための取り組みについて紹介してきました。

冒頭でもお話しましたが、このnoteで最も伝えたいことは以下の2つです。
1.メルマガは商品を売り込むのではなく、読者の役に立つ情報を提供すること
2.メルマガ以外で、記事やウェビナーなどのコンテンツを作る社内体制を整えること

1つ目は常に頭に置いていてほしいことですし、目先の話ではなく、継続的にメルマガのコンテンツを作成し、成果を出していくためには2つ目が重要です。

このnoteが少しでもメルマガ担当者のお役に立てれば幸いです。


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池内かれん@BtoBマーケ&オウンドメディア | テクロ (@karen_ikeuchi) / X






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