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snafu_2020
【詩】氷雨降る朝
遠い北の地から便りが届いた
貴方との旧年来の約束を
とうとう果たせなかった
ヒトがヒトとして生まれ
生を全うし 骸を大地に還して
天に召されるは
避けられぬ定命(さだめ)なれど
それでも僕は 遠いメガロポリスから
貴方との永久の別離を惜しみ
貴方との思い出を胸に刻もう
遠い北の地には
既に雪が降ってるのだろうか
貴方と言う存在を失った今朝の雨は
北の地に降る雪の何倍も冷たく感じる
(2006年初出)
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