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翻訳会社テクノ・プロ・ジャパン、note始めました。

こんにちは。翻訳会社テクノ・プロ・ジャパン(TPJ)と申します。このたびnoteの執筆を始めることになりましたので、まずは代表のハリー(梅田)からご挨拶申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。

だれが、何を、どなたに向けて書くか

このnoteでは、我々が翻訳者としての日々を営む中で、社員それぞれが今まさに課題だと思っていること、編み出したソリューション、得られた知見、ビジネストレンド、ちょっとした小技などを、皆さんと同じ目線でシェアしたいと考えています。

以下は、このnoteで取り上げる予定にしているトピックのほんの一例です。

翻訳

● 誤訳をベースにした英文解釈シリーズ
● 品詞転換や長い修飾語句の処理等、仕事で使えるテクニック

翻訳業務

● 業界用語の紹介
● 申し送り(クエリ)の書き方
● 納期交渉の仕方

日本語表現

● 主語の省略や読点の打ち方など
● 漢語 vs. 大和言葉
● 日本語の読みやすさ、流暢さを改善する方法

ツールの使い方とヒント

● CATツール(翻訳支援ツール)
● 翻訳周辺ツール(校閲ツールなど)
● 効率化のための作業環境構築

専門知識、ビジネス知識

● 専門知識や業界知識の身に付け方
● ビジネストレンドのキャッチアップ方法
● ビジネスメールの書き方

キャリアパス

● 翻訳の学習を始めてから、翻訳者として安定的に稼いでいくまで
● 翻訳会社との付き合い方
● トライアルの作法
● 秘密保持の考え方

こういった内容を、社員全員がそれぞれの立場から執筆する予定です。

会社という形を取ってはいても、我々も翻訳者。日々、翻訳やレビューをしています。その中で立ち止まり、迷い悩み、道なきところに道を見出したり、先人の作ってくれた道を辿ったりして、何とか先へ進もうとしている。フリーランスとして活動されている方々もきっと同じだと思います。

また、一言に「翻訳者」と言っても、それぞれバックグラウンドも経験年数も異なるもの。このnoteを見てくださる方も、これから翻訳業界に入りたいと考えている方から、既に活躍されている中堅やベテランの方まで、さまざまだと思います。また、翻訳業に就くつもりはないけれども、英文読解の能力を伸ばしたい方や、日本語表現のスキルを学びたいという方もいらっしゃるかもしれません。

このnoteでは、「昔はだれもが初学者、初心者であった」という姿勢を忘れることなく、オーディエンスの範囲を限定せず、情報や知見をシェアできたらと思っています。

なぜnoteを始めるに至ったか

なぜnoteを始めることにしたか、その理由はいくつかあります。

まず、既に翻訳業に従事している方であれば感じておられると思われますが、翻訳業とは終わりのない山登りのようなもの。翻訳の技術を磨くのみならず、あらゆる媒体を利用して専門知識を深め、刻々と変化するビジネストレンドをキャッチアップし、言葉の流行り廃りにまで敏感に反応する。ビジネス市場からの要求に高い水準で応え続けるためには、足を止めることなく、必死に山を登り続けなければなりません。

元翻訳者である私も経験から実感しています。霧の立ちこめる翻訳という山をたいぶ登ったかなと思っても、霧を透かして見ると実はまだ三合目、そればかりか、この山の先にはもっと高い山々の峰が聳えている。はたしてこの装備で、この技術で、アタックできるのか・・・。

この過酷な山登りを続ける翻訳者の皆さんを、翻訳会社としてサポートできたら。重い荷物を分かち合えたら。この思いが、noteを始めた理由の1つです。

もう一つの理由に、AIの進化があります。
翻訳業界にも機械翻訳という名の黒船が次々に訪れています。機械翻訳はビジネス市場では過剰に評価されているきらいはあるものの、その進化に合わせて徐々に受容されつつあります。

自戒を込めて言いますが、「AIなんてまだまだじゃん」とあぐらをかいていられるほど、我々人間は正確でもないし優秀でもありません。一人ひとりのリソースも限られています。AIが優れたアルゴリズムとマシンパワーと電力さえあれば一定の水準で稼働し続けられるのとは正反対です。

「人間に残される仕事とは」「人間だからこそできる仕事、やるべき仕事とは」。この問いを我々も繰り返しています。この先どんな未来が待っていようとも、人間が真っ当に仕事をしていくうえでの武器をシェアしたい。これも理由の1つ。

そして最後の理由は、一緒にお仕事をしている翻訳者の皆さんに、今のビジネス市場、今のクライアントから求められるものや水準を十分伝えきれていないと感じていること。

我々は、普段からクライアントと比較的近い位置で仕事をしているがゆえに、最新の情報やトレンドをキャッチアップしやすい立場にあります。しかし時間的制約や、我々の力不足、その他諸々の理由から、得られた知見を翻訳者の皆さんにタイムリーに伝えられていない。だからこそ、それを共有する場を設けたいと考えました。

最後に

これから定期的に投稿していくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。不正確な記述や曖昧な記述、さらに詳しく知りたい箇所などがありましたら、是非ご指摘いただければと思います。

また、投稿内容よりも良いソリューションやTips等をご存知であれば、是非シェアしてください。

弊社はITメインの翻訳会社ですので、取り上げる素材や内容は、IT業界寄りのものが多少多くなるかもしれません。最初は無料で公開させていただきますが、執筆の時間とリソースを捻出するために、いずれ一部を有料化させていただくかもしれません。いずれも、またあらためて告知させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします😃


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