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WBC戦力分析〜プールA編〜台湾

はじめに


来年3月のWBCに向けて各プールの戦力を整理することでより大会を楽しめると思うのでつらつらと書いていきます。
まず前提としてWBCは1次ラウンドから2次ラウンドを勝ち抜き、準決勝・決勝を制したチームが優勝となります。今回の記事の内容であるプールAは日本が一次ラウンドを勝ち抜いた際に二次ラウンドでぶつかります。事前にどんなチームが相手になるのかを確認する際にこの記事を参考にして頂けると幸いです。
また選手オーダーに関しては省エネで恐縮ですが、リリーフピッチャーまで出場国すべてを網羅するのは困難であるため今回野手オーダーのみ選手を記載します。

<WBC参加国>SABCD
プールA

参加国:台湾、キューバ、イタリア、オランダ、パナマ

プールB
参加国:日本、韓国、中国、オーストラリア、チェコ

プールC
参加国:アメリカ、カナダ、メキシコ、コロンビア、イギリス

プールD
参加国:プエルトリコ、ベネズエラ、イスラエル、ドミニカ共和国、ニカラグア

プールAの戦力分析〜台湾〜

プールAは台湾を舞台に試合が行われます。
参加国は台湾、キューバ、イタリア、オランダ、パナマです。
今回の戦力分析では下記の3点を比較し、分析を行いたいと思います。
①各国の選手能力
②直近の国際大会の戦績
③WBC優勝オッズ
※①はMLB→NPB→KBO(韓国) or CPBL(台湾)→その他
の順で所属選手の能力を評価

1.台湾(世界ランキング3位)

①各国の選手能力(☆は国際大会出場経験あり)
評価:B
全体的に国内リーグに所属する選手が多く、台湾が最後に出場したプレミア12時と比べて中心選手が若手に移り変わっている印象です。
投手にMLB所属はいないものの、張奕や宋家豪などNPBに所属する選手の参加が見込まれます。

【オーダー予想】
1[三]王威晨(31歳)CPBL☆
2[右]林立(26歳)CPBL☆
3[指]張育成(27歳)MLB:BOS
4[右]王柏融(29歳)NPB
5[一]范國宸(28歳)CPBL
6[左]郭天信(22歳)CPBL
7[中]陳傑憲(28歳)CPBL
8[遊]江坤宇(22歳)CPBL
9[捕]戴培峰(22歳)CPBL
オーダーはプレミア12(2019年)のメンバーをもとに2022シーズンのCPBL選手ベストナイン選手、MLBとNPB所属選手を入れ込む形で選出。
西武ライオンズの呉念庭も内野手として参加可能性もあり。

【注目選手】
注目選手は唯一のMLB選手である張 育成(ジャン・ユーチェン)です。
安定的な成績を残した年は今の所ありませんが、CLE時代には本塁打9本を放つなどパワーは垣間見えます。出場が叶えば台湾打線の中だと中軸を担う打者になるはずです。

総括
台湾は直近の国際大会ではめぼしい成績を残せていない印象があります。
同じくプールAのイタリア、オランダ、パナマはMLB所属の選手の参加表明を見受けられる中で台湾はMLB所属する選手が乏しく、各国がMLB所属組を欠くプレミア12(2019年)でスーパーラウンド5位に終わっており、そこから選手層の上澄みも見受けられません。
そのため台湾は世界ランキング3位と言えど一次ラウンド勝ち上がりも険しいというのが所感になります。ただ一方でこれは台湾の野球レベルが落ちている訳ではなく世代交代の過渡期であるためだと考えます。

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