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言葉について

どう表現するかが肝

日本語でもそれ以外の言葉でも良いと思う。
た同じ意味でも、使う言葉を選ぶ重要性を考えているだろうか。

私は、比較的気にする方だと思う。
実は、以前はそうではなかった。

もっと大雑把な言葉選びをしていたし、粗野だったと思う。
これを大きく変えるきっかけがあった。

妻だ。
妻の言葉遣いはとても良い丁寧だと感じる。

また、使い方が大人びていると感じたし、格好良かった。
なので、多くの言葉遣いを参考にさせてもらっている。

例を出して考えてみよう。
最近などは物価の値上がりを痛感することが多いだろう。
その時に、スーパーなどで値札を見てなんと言うだろうか。

以前の私なら、“高ぇ!足元見てるんじゃねぇ?”位は言っていた。

今ならこう言うだろう。
“お安く無いねぇ。みんな、大変なんだろうねぇ”

最初に妻が使っているのを聞いて、とても感銘を受けた。
意味は近いもの(?)なのに受ける印象が全く違う。

しかも、使ってみるとわかるが、話した人の心境も変わる。
使う言葉で人間は形成されてていると強く感じる一事だ。

強い言葉は、時に聞いた方も言った方も、時に心が荒む。
言葉に情を込めることは、人間形成の上でとても重要だ。

優しくありたいなら、優しい言葉を使えば良い。
粗野で良いなら、粗野な言葉で良い。
その一念を持てるかどうかだろう。

私が意識して変えた言葉

まずは一人称。
“俺”を多用していたが、一切使わなくなった。
話し言葉も書き言葉も全て“私”で統一した。

そうするだけで、必然的に選ぶ言葉が変わった。
伝え方で変わる部分もあるが、それ以上に根本が変わった。

“俺はこう思うけどなぁ”
“私はこうだと思う”

たったこれだけで、印象は劇的に変わる。

また、言葉を発する人間の心境も変わる。
丁寧な言葉を選ぶようになった。

一人称が丁寧で、地の文が粗野だと、やはりおかしい。
そう感じるので、合うような言葉を選ぶ。

何か秘訣があるわけでは無い。
変だと感じる、だから変えたのだ。

だからなのか、文字だけだと私を女性だと感じる方もいる。
チャットをしていると、何度も言われた。

見た目は、何処にでもいるおっさんなのですが。

丁寧さ以外の観点

他の見方から言えるのは、わかりやすい言葉を選ぶ事。

知ったかぶりや、流行り言葉、専門用語。
意思疎通の観点では、意味をなさない事も多い。

逆に、仕事や学術など、分野を限ればその限りでは無い。
特定の言葉を使う事で、円滑な会話が実現出来る。

その勢いで、他の人と会話をしない、と言う事だ。

特に日本語は、表現が曖昧になりがちだ。
だから、主語、述語、目的語を明確にするよう心がけている。

誰と何の会話をしているか、それに合わせた言葉があるはず。
そう言った考えも、言葉を選ぶ一つの要因だろう。

そうは言っても難しい

偉そうな事を述べたと思う。
でも、そう心がけている、そうしたい、と言う意思だ。

一方で、現実はそればかりではいかない事もある。
やはり、地が出るせいか、言葉が荒れる時もある。

特に怒りの感情があると、まともな制御が効かなくなる。
自分はまだまだ子供だな、と良く感じる。

それでも、言葉を選ぶことは、意識し続けていきたい。

お陰様で良い影響

お我が家の子供たちは比較的言葉が綺麗だ。

勿論、変な言葉を使う事もある。
学校などに行けば、それは色々覚えてくるだろう。

それでも総じて使い分けが上手く、良い言葉を選ぶ。
だから他の親から驚かれる事も多い。

親が荒れてて、子供だけが落ち着くことなんて中々無い。
それが結果として現れておるのだと思う。

とてもありがたい事だ。

こういう事実を振り返り、良いことをしてきたなと思う。

言葉については、もっと考えを深められると思っている。

引き続き、意識を持って考えて使っていきたい。

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