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20万円稼ぐ文章力~その①言い換え力~

こんにちは。取材ライターてちこです!
以前noteにて【ライター業に必要なのは語彙力ではなく経験の多さ|取材ライターてちこ|note】を掲載しましたが、今回のテーマは”稼ぐ語彙力”。情報社会に生きる私たちですが、そのなかで埋もれない文章を書くために役立つ力についてお伝えします。


”言い換える力”が仕事を創る

ライターとして仕事をする上で武器になるものは何でしょうか。
経験値、ライティングスピード、文章力など色々思いつきますね。私がライティングの仕事を請け負う中で取り分け重要視しているのは、”言い換え力”です!
「言い換え力」とは何ですか?となる訳ですが、簡単に言えば”言葉のバリエーション”のコト。

例えば企業社員の方々に取材をすると、度々こうした言葉が飛び交います。
「○○という仕事を頑張ってやっている」「プロジェクトリーダーとして○○を頑張っている」など。
この”頑張る”というフレーズは、会話において非常に使いやすいワードではありますが、この方の頑張りを文章で伝えるためには、別の言葉に変換してあげるとより読み手に伝わります。

頑張る⇒力を注ぐ・尽力する・成果を上げる…etc
その文章は何の目的で書かれ、誰に伝えるのか、そうした背景を念頭に執筆することで読後感あるセンテンスに仕上がります。

さて、下の文章は実際にインタビューでお聞きした内容の1部ですが、どのように言い換えてあげると、読み手に伝わるでしょうか。企業の背景が見えないので難しいですが、ぜひ考えてみて下さい^^
因みにこちらは社内報に掲載されるものです。読み手は会社社長をはじめ、役職者や社員のご家族。「インタビューされた方の奮闘ぶりと成果を伝えてあげること」これがライターの使命になります!

社員インタビュー:
「今年の夏休みはコロナの行動制限がなかったので、旅行客が戻ってきましてね。なので、昨年の分までどうにか売上を上げて行かないといけない状況で。先方に新提案やアイデアを積極的にお話させて頂き、実行していきました。」

私はこちらのインタビューをこのように執筆しました。

「パンデミックの経済的影響を大きく受けていた昨今の観光業ですが、今夏の旅行動向が回復傾向を見せた事により、それまで売上が激減していた店舗のリカバリーに奔走しました。
先方の難局を理解した上で、今年は新商品の提案や成果を出すための手段、アイディアを積極的にお話させて頂きましたが、今年のGW以降、店舗売上げはコロナ前と比較しても上を行く程に好調。
こちらの案を快諾頂いた事に加え、既存商品については申し入れ後に即時納品できた事が好循環を作り出しました。」

上司や役席者が読み込む社内報ですので、割と堅い印象かもしれませんね。会社側より好感触を受けているこうした文面ですが、その企業にあった形式で作成していく事が大切です。

言葉というのは使い方により、インパクトを与えるもの。同じような意味でも言葉のチョイスにより安易に聞こえてしまうワード、説得力の増すワードがあります。
ライターとして強い武器になる”言い換え力”!言葉のバリエーションを増やし、刺さる文章に仕上げていく事が仕事を増やす大きな鍵となります^^

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