見出し画像

ITエンジニア、プログラマーに向いていない人の特徴 トップ5

20年以上もの間、私は日本と米国の企業で多くのITエンジニアやプログラマーと接してきた。長い経験を通じて、エンジニアに不向きな人の特徴がある程度理解できるようになったかもしれない。確かな統計データがあるわけではないので、主に個人的な意見だが皆さんの今後のキャリア形成の参考になれば幸いだ。

1.ITに無興味

残念な話ではあるが一定数のエンジニアはIT、テクノロジーに興味はない。IT企業や関連するポジションに就職できたなどの理由で、なんとなくエンジニアを続けている人もいるのではないだろうか?そのような人の中には5年、10年経過しても驚くほど知識がなく生産性が低い方もいるのが現実だ。経験の問題ではなく、モチベーションの問題なのだろう。

逆に私の周りにいる優秀なエンジニアは子供の時からITに興味があってプログラミングしたり、学校終わりに電気屋に通い詰めていたり、就職してからも休日は趣味でプログラミングしている人が多い。
特にIT関連は学ぶべきことが非常に多い。業種の知識、プログラミング、インフラ、クラウドのサービス、テストパターンなど次々変わることを継続して学ぶ必要がある。なのでITやテクノロジーに興味がない人はITエンジニア、プログラマーに向いていない人の特徴のNo1とさせていただいた。

2.自己研鑽が出来ない

No1と重なる部分が多いので分ける必要がないのかもしれないが、興味がなくても努力できる人も稀に存在するので分けることにした。エンジニアは常に学び続けなければならない。休日ではなくても良いので、業務時間内、通勤時間など時間を見つけてスキルアップを心がけるべきだ。そのため公務員、工場労働者のように同じ作業を毎日繰り返したければ、ITエンジニア、プログラマーになるのは避けた方が良いだろう。

3.雑

コンピューターはエンジニアの命令を忠実に実行するのが仕事だ。雑に命令しても動かない。(ChatGPTは動くが、あなたが書いたプログラムは動かない)
例えば、コピペでなんとなくプログラムが動くのでコミットした、修正が複数のモジュールに影響するのによく分からないので言われた箇所だけ修正した、などの行為はNGだ。プログラムや仕様を一つ一つ正確に理解できなければ品質のよい製品を作ることはできない。また、次にやるべきタスクやタスクの優先順位付けなどを整理する能力も重要だ。
一方、プロジェクトの初期は全てを細部まで理解することは難しいし、時間がかかりすぎる。矛盾するかもしれないがプロジェクト初期の顧客の要求、使う可能性があるオープンソースやクラウドサービス、データモデルなど全体像を素早く理解するのことも重要だ。

4.根性論

以前、私が勤めていた日本企業では、深夜まで残業して、人的リソースを投入してマンパワーでプロジェクトを終わらせることが何度かあった。今思うとデータ入力、テスト、ドキュメントの作成・プリントアウト、インストールや設定、メール、ミーティング、深夜の監視、などの作業にかなりの工数をかけていた。まさに根性で無理やりなんとかした感じだった。当然ながらこのような非効率な仕事の進め方をITエンジニアがすべきではない。昨今は便利なツールが多数あるので上記の作業は自動化できることが多い。
エンジニアは常に自動化、合理化を考えるべきだ。例えば5分のマニュアル作業を毎日繰り返すくらいなら、3時間かけてプログラムで自動化してマニュアル作業を無くすような思考パターンが重要だ。また、Copilot、ChatGPTなど効率的にプログラミングできるツールがあるので積極的に利用すべきだ。まだ触れたこともないエンジニアは要注意だ。
一方、自動化、合理化を検討した上で顧客からの急な仕様変更、リリース直前、障害、ダメなマネージャからの要求、など根性と精神力が必要な場面もあるのがエンジニアだ(笑)

5.コミュ症

システム開発はチームスポーツに似ている。一人で出来ることは限られているし、他のエンジニアやプロダクトオーナーとのコミュニケーションは重要だ。分からないことは知っているエンジニアに質問することで生産性が大幅にアップすることもある。
別にパリピになる必要はないし、陽キャラのように振る舞う必要もないが、最低限のコミュニケーション能力は必要とされるはずだ。


とりあえず思いついたITエンジニア、プログラマーに向いていない人の特徴を書いてみました。また何か思いついたら記事を更新していきます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?