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プロンプトエンジニアリング基本のき - フューショットプロンプティング

生成AIは本当に便利!この記事を読もうと思ったアンテナが高い方はプライベート、ビジネスで活用されていることでしょう。ここではさらに便利に使うための方法を紹介しよう。
以前書いた記事も合わせて読んで頂きたい。

ChatGPTは最高の相棒 - プロンプトエンジニアリングを極める

ご存じの通りChatGPTのような生成AIは少ない情報/質問から柔軟に、そして適切に多くの情報を生成してくれるとても便利なツールだ。この機能は多くのユーザーによって利用されていことは間違いない。例えば質問にもなっていない「バレンタインデー」とキーワードを入力するだけ、ChatGPTはまじめに関連情報を返してくれる。以下が例だ。

一方、合成AIは与えたもの以上の情報を返すので、当然ながら情報量が増えてしまう。この特徴は場合によっては仕事の作業効率を落とす可能性が考えられる。例えばプロジェクトの初期フェーズでの社内の上司向けへのプレゼンテーションを考えてみる。序盤はおそらく顧客からの情報収集、類似ソリューションや競合他社のソリューション、技術情報の検索、社内の類似プロジェクトや詳しそうな人にコンタクトしてみる、などなど情報を増やすフェーズがあるだろう。そして最終的には重要な情報だけを取捨選択してプレゼンテーションを完成させる。

序盤の情報量を増やすフェーズで合成AIが有効なのは容易に想像できる。一夫、後半の情報を減らしていくフェーズではどうだろうか?

そんな時に便利な機能がタイトルにもあるフューショットプロンプティングだ。具体的な例をご覧いただいた方が分かりやすいだろう。同じく”バレンタインデー”について質問している。

さきほど”バレンタインデー”とだけ入力した回答に比べると明らかに情報量が減っている。”2/14”がChatGPTの回答だ。

フューショットプロンプティングは少数の例文(ここでは質問:”クリスマス 回答:12/25”など)をデモンストレーションとして提示するだけで、より欲しい情報に絞って回答を得ることが出来るテクニックだ。ここでは非常にシンプルな例をご覧いただいたが様々な場面で応用可能だ。

昨今のビジネスの現場では情報量が増えがちなので合成AIによって情報を減らす工夫をすることが重要になるだろう。今回紹介したフューショットプロンプティングや文章のサマリー機能などをうまく活用して頂ければ幸いである。


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