見出し画像

ChatGPTは最高の相棒 - プロンプトエンジニアリングを極める

ご存じの方も多いと思うが現時点(2023/04/21)でChatGPTを使いこなすにはユーザーにもコツを理解してもらう必要がある。前提知識なくChatGPTを利用したユーザーから「ChatGPTがどこぞの芸能人の年齢を間違えた」、「川、山の名前を間違えた」、「レスポンスが抽象的で面白味がない、人間味がない」といった残念なコメントが頻出している。このレベルを抜け出してChatGPTを有効活用して頂きたいと思った次第だ。また、個人的に意見だがヨーロッパなどがプライバシーを理由にChatGPTの利用に躊躇しているなか、日本ではChatGPTを有効活用することで(GPTではなく)GDPを爆上げして欲しいと切に願っている。

ChatGPTの使いこなすために、意識しておいて頂きたいのがプロンプトエンジニアリングだ。なぜならGPT-3、GPT-3.5, GPT-4のモデルはいずれもプロンプト前提で実装されている

プロンプト

まずはプロンプトの意味が分からない人むけに説明しておこう。ちなみにプロンプト(Prompt)は英語で「迅速な、機敏な、てきぱきした、即座の、てきぱきして、すぐして」といった意味。対話型システムやプログラミングの文脈にておい、プロンプトは広義には、ユーザーに情報や入力を求める際の指示や要求を意味する。例えば、あなたがChatGPTに質問をする際に使用した文章がプロンプトにあたる。ChatGPTの仕事はあなたが入力したプロンプトに対して適切な回答を生成し、提供することだ。

プロンプトの種類

一口にプロンプトといっても複数のカテゴリがある。以下はあくまで一例だ。おそらくChatGPT初心者は 1、もしくは2しか試していないのではないだろうか?

  1. 質問応答(Q&A): あらゆる主題に関する質問を提供し、その回答を得ることができます。例:「ニュートンの第三法則は何ですか?」

  2. 説明: トピックや概念に関する説明や解説を提供します。例:「ブラックホールについて説明してください。」

  3. 文章生成: 与えられたトピックやキーワードに基づいて、文章やエッセイを生成します。例:「環境保護に関する意見記事を書いてください。」

  4. テキストの要約: 与えられた文章を短く、要点を押さえた形で要約します。例:「次の段落を要約してください:...」

  5. 翻訳: ある言語のテキストを別の言語に翻訳します。例:「このフレーズを日本語に翻訳してください:Hello, how are you?」

  6. 創作: ストーリー、詩、スクリプトなど、創造的な文学作品を生成します。例:「宇宙をテーマにした短編小説を書いてください。」

  7. 論理的思考: 議論や論証を構築し、問題解決や批判的思考をサポートします。例:「二酸化炭素排出量の削減が重要な理由を説明してください。」

  8. アドバイス: 生活上の悩みや専門的な質問に対するアドバイスを提供します。例:「仕事とプライベートのバランスを整える方法は?」

プロンプトエンジニアリング

これについてはChatGPTにきいてみた。

プロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)は、主に自然言語処理(NLP)や機械学習(ML)の分野で使用される用語で、特定のタスクを解決するためにAIモデルに適切な入力を与える方法を最適化するプロセスです。これは、AIモデルが目的に適した答えや結果を提供できるように、質問や命令を正確に表現することが重要となります。
プロンプトエンジニアリングは、次のような手順で行われます。

1.タスクの定義:AIモデルに対して解決したい問題やタスクを明確に定義します。

2.プロンプトの設計:タスクを解決するために、適切な形式や言語を使用して質問や命令を設計します。

3.テストと評価:設計されたプロンプトをAIモデルに与え、結果を評価し、意図された結果が得られるかどうかを確認します。

4.反復と改善:必要に応じてプロンプトを調整し、モデルがより正確な結果を提供するように改善します。

プロンプトエンジニアリングは、AIモデルのパフォーマンスを向上させるために重要な役割を果たし、結果として、アプリケーションやサービスの品質を向上させます。

ChatGPT

要するにあなたが質問する内容によってChatGPTは期待する賢くもなれば、愚鈍にもなる。具体的にどうような質問をすべきかは以前の投稿を参考にして頂きたい。

ITエンジニアの今後

長期的にどうなるかは不明だが少なくとも短中期的にはプログラムの基本的な部分やテスト、デバッグ、バグの調査など、GPTにお任せできる領域はかなり大きくなる可能性が高い。また、Low Code/No Codeの開発プラットフォームも増えてきているし、便利なツールも多数存在するのでプログラマー需要は減少する可能性がある。今後はプログラミングができるだけではなくプロンプトエンジニアリングを極めてGPTなどのツールを使いこなすことがさらに重要になってくるだろう。

覚えておくべき関連ツール





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?